単純温泉(寺宝源泉)
27.3度 / ph7.5 / 309.3mg / 毎分612L
新潟県長岡市寺宝町82番地
男女別内湯
0258-28-4126
700円
10:00 – 21:00 (11月から4月は20:00閉館)
長岡ICから車で10分程度の場所に沸く温泉です。
湯巡り仲間に「良いお湯だから!」と勧められ、どんな所か全く分からないままに、とりあえず行って参りました。
たどり着いた施設は、日帰り入浴施設?にしては少し鄙びた感じがするもので、一瞬、「え?ココで間違っていないよね?」と、入るのを躊躇してしまいました。
700円と言う、少し高い入浴料を払って、中に入ります。
中には、いきなり飲泉所がありました。これには少しビックリ。
2箇所からお湯が出ており、片方は鉄分を多く感じるもの、もう片方は硫黄の苦味と共に甘味があるもので、個人的には別のお湯な気がします。
しかし、受付のオジサン曰く、「同じ源泉だよ」「確か、一つは深いところ、もう一つは浅いところから沸いているお湯だったかな?」と、あまりお詳しくは無さそうですが、一生懸命に答えてくれました。
うーん、謎です。
謎ですが、お湯は実に良さそうで、お風呂に入るのが一段と楽しみになってしまいました。
さて、浴場ですが、内湯と露天風呂があります。
まずは内湯ですが、洗い場が4~5人分と、5人程度ならばゆったり入れるであろう大きさの湯船が一つあります。泉質の良さからか、結構多くの人が利用しており、少し驚きました。
お湯は紅茶みたいな色をしており、透明です。
適温のお湯で、肌触りはぬめり感のある、なかなか良いものです。じっとしていると、体に微量ながら気泡がつきました。臭いはモール臭+僅かな鉱物アブラ臭。
露天風呂には、岩風呂とヒノキ風呂があります。
どちらにも内湯と同じく、紅茶色をした透明のお湯が張られています。
岩風呂の露天は、およそ38度。加熱されていますが掛け流しのお湯で、肌触りがツルツルするとても気持ちが良いものです。
温度が低い事もあり、泡付きの良さは内湯のものとは比べられないほど良く、じっとしていると体中が細かい泡に包まれて銀色になりました。
ヒノキ風呂の方は、もっと温度が低く、およそ35~36度程度。湯船そのものも畳1枚分程度の大きさで、お湯は常に新鮮です。
泡付きも3箇所ある浴槽の中では一番良く、とても気に入りました。
じっと入っているとそのうち少し寒くなってしまうので、岩風呂と行ったり来たりしながら入浴したのですが、実に気持ちが良かったです。
内湯、露天ともに、壁にはお湯へのコダワリが書かれています。それはそれで良いのですが・・・
「寺宝の湯は天然で掛け捨て方式です。他所では循環したり、塩素を入れたり、加水しています。」と、言い切っちゃっています。
うーん。確かにそういう所は多いけど、そんな酷い温泉ばかりじゃないよ。
ってか、ここだって源泉温度が33度で、沸かしてるぢゃん~!
手が加わってる時点で天然じゃないと思うんだけどなー・・・
ま、いいけどさ。強気な文面は、それだけお湯に自信がある表れと言うことで、好意的に解釈しておきましょう。(笑)
アブラ臭+泡付き+ぬる湯と言う、私が好きな条件を沢山満たしてくれる温泉。
今後も、壁に貼られた自信たっぷりな張り紙通り、素晴らしいお湯を守り続けて欲しいと思いました。
2005年 10月30日 - 初訪問時のレポート
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