新潟県

白銀の湯 (銀山平温泉) ★3.0

アルカリ性単純温泉
(銀山平) 47.6度 / ph8.54 / H5.1.25
Na+ = 17.4 / K+ = 1.2 / Ca++ = 7.7 / Cl- = 4.5
F- = 1.6 / SO4– = 14.8 / HCO3- = 64.1
CO3– = 2.4 / H2SiO3 = 54.3 / HBO2 = 0.5
成分総計 = 169mg

新潟県魚沼市銀山平
025-795-2611
男女別内湯 ・ 露天風呂
650円
10:00 – 20:00

新潟から福島へと抜ける、国道352号線の途中にある、山の中の温泉です。
宿泊した駒の湯山荘からチェックアウト後に向かいました。
途中はスピードを出せないワインディングの道で、中央分離地の無い1.5車線の道が続きます。
地図で見るとさほど離れていないような感じがしましたが、実際に走ってみると、結構遠くて、30分近くの時間を費やしてしましました。

さて、たどり着いた銀山平。もっと山の中かと思ったら、コテージなどが並ぶキャンプ場で、コンサートなんかが出来そうな広場などもあり、意外と拓けています。
今回利用した白銀の湯は、その広場の中央にあり、民宿や旅館が白銀の湯を囲むように数軒並んでいました。
入浴料は、650円です。ずいぶんと山の中なのに、結構な金額するなぁと言う印象。
とても立派なセンター系です。

さて、お風呂。内湯と露天があります。
まずは内湯。入って右手側に舞台湯状の湯船があり、左手側に洗い場が並んでいます。
お湯は無色透明。湯口からざぶざぶとお湯が注がれており、さぞかし気持ちが良い掛け流しなのかなと思いきや、入ってみると、残念ながら塩素臭。
どうやら循環をしているようで、湯口から注がれるお湯も塩素の香りがします。
浴感は無くて、肌触りなんかにも特徴がありません。
ええぇ~!せっかく峠を越えてやってきたのにぃ!

続いて、露天風呂。
こちらは岩風呂で、左右に2個湯船が並んでいました。
右側の湯船は少し大きめ。こちらのお湯も無色透明の循環湯で、しっかりと塩素臭が香ります。こんな山の中でも塩素循環なんですねぇ・・・

唯一の救いは、左側の湯船。こちらは3人程度が浸かれる、ちょこっと手狭な物ですが、どうやら源泉100%の掛け流しのようです。
早速入ってみたところ・・・
うーん、33度?長湯には向きますが、かなり温めです。ある意味、この夏の時期には嬉しい温度設定です。
湯口からはお湯がチョロチョロと注がれており、このお湯は45度くらいある、結構暑い物です。温さの原因は単に温度が少ないからのようで・・・
同じ33度でも、駒の湯山荘のように、源泉そのものの温度で、どばどば掛け流しだったら非常に印象が良いですが、湯量が少ない結果33度になったチョロチョロ湯口では、その価値が全然違いますね。

お湯の印象は、単純泉で、あまり特徴ありません。
ごくわずかに白い湯花が舞って見えます。
湯口に鼻先をくっつけて臭いを嗅いでも、特に何も感じません。
うーん、ちょっとなぁ~・・・
でもまぁ、掛け流し浴槽があっただけでも良しとするかな。これで塩素循環だけしか無ければ、せっかく峠道を走ってきて、悲しすぎますから!

ちなみに、この銀山平には、「丸太沢温泉」と呼ばれる、仮設浴場があったそうです。
写真で何度か見た限りでは、青いコンテナの湯船で、物凄く私好みなのですが・・・
残念ながら、とっくの昔に閉鎖され、それと引き換えにこの白銀の湯が誕生した訳で。
入ることが出来なかった丸太沢温泉ですが、それと同じ源泉に浸かれたと言う意味においては、ちょっとだけ満足感があったかな?

2008-7/13

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