ナトリウム-塩化物泉
(温泉村第28号、第29号混合)
69.3度 / ph7.9 / H20.3.6
Na+ = 408 / K+ = 29.4 / Ca++ = 41.9 / Mg++ = 4
Cl- = 620 / Br- = 1.26 / SO4– = 78.3 / HCO3- = 103
HSiO3- = 2.33 / H2SiO3 = 153 / HBO2 = 28.6
CO2 = 2.13 / 成分総計 = 1475mg
神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下223
0460-82-4756
男女別内湯 男女別2種類
200円
7:00 – 21:30
前々からその存在を知っており、何度と無く目の前を通り過ぎているものの、あまり箱根湯巡りに熱心で無かった私は、今まで訪れる事がありませんでした。
今回、折角だから箱根にも色々と入ってみようと思い立ち、遂にと言うか、やっと立ち寄って来ました。
国道1号線脇の目立たない所にあります。意外な事に駐車場(数台分ですが)が完備されており、使い勝手は良い印象でした。
外観も内部も、年季を感じる渋い造りをしています。管理人常駐でチケットを買って渡します。
お風呂は男女別内湯で、それぞれに大小の浴室があります。
大小2つの浴室は離れている為、行き来するには一旦服を着て移動しなければならない上に、1枚の入浴券では片方しか入れないと言われたので、私は狭い方に入る事にしました。
浴室は至ってシンプルな物で、湯船がひとつあるだけです。青いタイル張りの湯船に、無色透明のお湯が張られています。お湯の水位が低く、浴槽にお湯が溜まりきっていません。
一体どういう事かと思って湯口を見たら、湯口からお湯が出ていません。どうやら、源泉温度が熱い為、ここでは最後に出る人はお湯を止めて出るのがルールのようです。
湯口の上部に蛇口があり、これをを捻ると、熱いお湯が良い勢いで出てきました。
最初温かったお湯は、みるみるうちに熱くなり、お湯に浸かって湯船から溢れる位になる頃には、3度くらい上昇して、ちょうど適温になっていました。
お湯の感触は、僅かにつるつるするものの、至って特徴を感じない単純泉です。
常時新湯が投入されているわけではありませんが、一応掛け流し。綺麗なお湯です。
お湯からは、僅かに塩素臭がします。塩素投入はされていないとあったのですが・・・
恐らく、清掃の時に使用した薬品の臭いが残ったか、源泉が熱過ぎる為に加水をした、その水道水に含まれた塩素が臭っているかの、どちらかでしょう。
お湯の特徴を楽しむ為であれば、あまりたいしたことありません。
ただ、風情は良いので、一度は来てみる価値がありそうです。
何より、弥坂湯で650円もした入浴料が、ここではたったの300円と言うのが嬉しいですね。
箱根では数少ない、素朴な共同浴場。今後も今の姿のままで残っていて欲しいと思った一湯です。
2008-9/15
コメント