酸性-カルシウム・マグネシウム-硫酸塩・塩化物泉
(大涌谷温泉) 64.7度 / ph2.9 / H11.9.17
Na+ = 43.1 / Mg++ = 39 / Ca++ = 104 / Fe+ = 7.01
Al+++ = 5.66 / Cl- = 124 / SO4– = 447 / SHO4- = 18.6
HCO3- = 213 / H2S = 0.04 / 成分総計 = 1013mg
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1290
0460-4-3355
男女別内湯 ・ 露天
1630円
11:00 – 21:00
仙石原温泉の一角にある宿泊施設です。
通りから少し奥に入ったとても静かな所にあり、寛げるのは良いのですが、それがかえって目立たなくしているのか、利用客は殆どいません。
大丈夫なのでしょうか・・・?
もっとも、私が訪れたのが平日なせいかも知れませんけどね。
日帰り入浴は1630円と非常に高価ですが、このときは自遊人の無料パスポートを利用しタダで入ることが出来ました。感謝感謝です・・・
お風呂は宿泊棟の離れにあります。
受付はその手前にあり、無料入浴と言う申し訳ない立場の手前、恐る恐るパスポートを差し出したのですが、とても感じが良いです。
受付の方、わざわざ建物の外まで出てお風呂の場所を案内して下さいました。
なかなか風情が良い湯小屋で、当然男女別。
脱衣所から出ると最初に目に飛び込んだのが内湯。
タイル張りの湯船ですが、要所要所で木材が使用されており、メンテナンスがしやすそうな割には風情が良いです。流石箱根と言ったところでしょうか。
シャンプーなどが備え付けられている洗い場もあるのですが、湯船から離れた一室にありました。
シャンプーの泡が飛んだり、キツイ香料の臭いで温泉の臭いが阻害される事も無く、良い造りをしています。
さて、肝心のお湯ですが、ほんのり青味を帯びた薄白濁のものです。
明礬臭と微硫黄臭がする気持ちが良いもので、肌触りはサラサラする心地が良いもの。
こちらはどうやら大涌谷で造られている造成泉らしいですが、素性の良さにビックリしました。他に利用者がいなかったので鮮度も良いです。
浴槽の底には湯花がうっすら堆積しており、かき混ぜるとお湯の白濁度合いが一気に増しました。
湯口から注がれているお湯を口に含んでみたところ、酸味と薬味のようなものを感じました。硫黄味は思ったよりありません。
湯船脇には縁側があり、これもまた気持ちが良いです。
お湯に入ったり、縁側で日向ぼっこをしたりと、気持ち良く時間をすごす事が出来ました。
もうひとつ、露天があり、こちらには透明なお湯が張られています。
「ラベンダーの湯」などと名付けられており、妙にフローラルな香りがするお湯です。
内湯とは明らかに違う泉質で、温泉では無いみたいなのですが・・・
しっかり掛け流しされています。
しかも、お湯の中に細かい気泡が大量浮遊しており、肌触りがツルツルします。
鮮度が非常に高く、CO3-の含有量も多そうな感じがするのですが、詳細不明。
湯口には飲用不可と書かれていましたが、循環はしていない様子です。
沸かしのお湯を掛け流すとなるとお金がかかりそうですし、泡付きと肌触りの良さが説明つきません。
コッソリと独自源泉でも持っているんでしょうか・・・?
私の勘違いかも知れませんけどね。^^;
対応が良く、お湯も結構良いので、応援してあげたいと思った一湯です。
ただ1630円は高いなぁ。1000円だったら再訪しても良いのですが。
箱根はどこ行っても高いです。(涙)
2006-10/17
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