ナトリウム-塩化物冷鉱泉
(都幾の湯) 18.2度 / ph8.5 / 9L / 動力揚湯 / H21.1.15
Na+ = 3224 / K+ = 21.7 / Ca++ = 112.7 / Mg++ = 1.2
NH4+ = 5.1 / Fe++ = 5.4 / Cl- = 4523 / F- = 8.8
Br- = 11.8 / I- = 3.5 / HCO3- = 282.2 / SO4– = 659.4
CO3– = 6.8 / H3SiO3 = 16.7 / HBO3 = 636.6
成分総計 = 9520mg
埼玉県比企郡ときがわ町大字別所556-1
0493-65-5515
男女別内湯 ・ 露天風呂
800円 (17時以降は500円)
10:00 – 21:00
埼玉県の外れに位置する、ときがわ町にある温泉です。
都幾川温泉と言えば、国内屈指の強アルカリ性のお湯を誇る旅館とき川が有名ですが、立ち寄り入浴代金が高いので、なかなか足が向かずに、名前だけでその存在を知っていました。
今回訪れたここ、四季彩館は、そんな旅館とき川と同じときがわ町にある温泉施設です。
最近散々お世話になりっぱなしな、温泉博士の無料手形企画を利用して行って参りました。
さて、その四季彩館、建物は古民家を移築したと言う事で、何とも風情がある重厚な佇まいをしています。
内部は所謂日帰り施設っぽく、お土産コーナーや食堂などが完備されているのですが、古い建物を上手に改装して作られており、とても風情が良いです。
浴室へ向かう途中の廊下が縁側のようになっており、そこに足湯が作られていました。
夫婦やカップルで来た際に、ここで待ち合わせをすると良いかも知れませんね。
ただ、惜しむらくは・・・この足湯からして既に塩素臭を放っています。
う~ん、浴室は一体どうなっているのでしょうか。不安が脳裏をよぎります。
その浴室は、当然、男女別です。それぞれに内湯と露天がありました。
こちらも木材がふんだんに使われており、雰囲気は非常に良いです。
内湯は入って左側に湯船、右側に洗い場が並んでいます。湯船は大理石で清潔感が漲っています。
肝心なお湯は、無色透明。懸念した塩素臭は・・・バッチリありました。
お湯に浸かって観察するまでもなく、浴室全体に塩素臭が充満しています。
まぁ、覚悟していた事ではありますが、やっぱりかぁ~と、残念な気持ちになります。
強アルカリ性で有名な旅館とき川と違い、こちらのお湯のpHは8.5と普通です。
循環されている事も手伝い、お湯の性格がいまいち掴めません。
少し柔らかい印象を受けますが、それが泉質によるものなのか、劣化によるものなのかは、判別困難です。
続いて露天。湯船がひとつあり、内湯と同じく塩素の臭いが香る無色透明のお湯が循環で利用されています。
湯口からは加温された熱めのお湯が注がれています。これは源泉でしょうか・・・?
少し期待をして鼻先を突っ込み臭いを嗅いで見ますが、この湯口のお湯もバッチリ塩素臭がしました。
埼玉と言う立地に加えて、日帰り施設ともなれば、利用者もそれなりに見込める訳で、塩素消毒は止むを得ないと思いますが、純粋に泉質を楽しもうと思った私には少々辛かったです。
ただ、非常に雰囲気が良く、足を伸ばして入る事が出来ますので、泉質に拘りが無く、温泉と言うより「快適なお風呂」と割り切る事が出来れば、まずまずな施設なのではないかと思いました。
最後に、施設の方の対応が非常に良く、とても印象が良かった事も付け加えておきます。
2010-4/10
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