含硫黄-カルシウム・ナトリウム塩化物温泉
(源泉名:おぶせ温泉) 42.1度 / ph8.18
Na+ = 353.3 / Ca++ = 716.1 / Fe++ = 0.2
Cl- = 1520.3 / Br – = 1.5 / Hs- = 15.5 / SO4– = 345
H2SiO3 = 42.9 / H2S = 0.4 / 成分総量 = 3076mg
長野県上高井郡小布施町大字雁田1194
026-247-2525
男女別内湯
500円
9:00 – 21:00
おぶせ温泉は田園風景が広がる小布施町に湧く新興温泉です。
今回私が利用したのはこの「穴観音の湯」ですが、以前ここの隣にある「あけびの湯」を利用した事があり、なかなかのお湯にとても良い印象を持っていました。
果たしてこちらはどんな具合かと期待で胸が膨らみます。
さて、この穴観音の湯ですが、見た目がとても立派なので最初ホテルか旅館かと思いましたが、宿泊は出来ない様子です。所謂、巨大な日帰り入浴施設とでも言うのでしょうか。
広々としたロビーや大広間休憩室、食堂、はたまた、地元で取れた野菜などを販売しているコーナーまであり、一日中時間をかけてゆっくりするにはとても快適そうです。
さて、お風呂は内湯と露天があります。
まずは内湯ですが、洗い場が数人分あり、湯船が一つ。湯船はジャグジー循環されているもので、青白く濁ったお湯が張られていました。
ジャグジーされている為に落ち着かないのが難点ですが、柔らかい硫黄臭が漂う優しいお湯で、なかなか気持ちが良いです。
こんなに素晴らしいお湯が田園地帯に湧いている事が不思議でなりません。
何故か他のお客さんがオジイチャンばっかりで、一人だけ若者の自分が妙に浮いた存在になってしまっているのが気になりましたが・・・^^;
次に露天風呂。こちらは内湯から外にでて階段で少し降りた所にあります。
岩風呂になっており、遠くにそびえる山並みを見ながら入る事が出来るので、開放感は抜群です。
お湯は内湯と同じものが張られているのですが、こちらは白濁しておらず、薄緑色をした透明のものでした。白濁していない理由は、ジャグジーをしていないので劣化が少ないからでしょうか。
広々とした浴槽に関わらず鮮度が良く、硫黄臭も強いのでとても気持ち良いです。
ほんの僅か月岡系のアブラ臭がしました。月岡を薄くしたような印象で、咲花温泉のお湯と似ているかも知れません。
湯口のお湯を口に含んでみたところ、硫黄の苦味がとても強く、私の大好きな泉質で嬉しくなってしまいます。
湯口付近に陣取り暫く入っていたところ、突然ボイラーのけたたましい音が鳴り響き、熱いお湯が浴槽内にザブザブと注がれました。どうやら定期的に加温したお湯を足しているようです。
なぜか、内湯に沢山いたオジイチャン方は一人もおらず、貸切状態でゆったり入浴する事が出来ました。
出来れば一日中ゆっくりとしていたい、とても素敵な施設です。
ココはとっても気に入りました。使い勝手もとても良い所ですので、近くを訪れる際は是非とも立ち寄ってみて下さい。オススメです!
2006-4/23
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