単純硫黄泉
長野県上高井郡高山村奥山田3681-343
男女別内湯 ・ 露天風呂
026-242-2527
入浴 : 800円
10:00 – 14:00
南志賀温泉郷にある、奥山田温泉「満山荘」です。
事前に志賀高原ほたる温泉の「長寿乃湯」に入浴しており、そこからだと七味笠岳林道を使い山田牧場を抜けると早いのですが、既に5月も下旬だと言うのに冬季閉鎖で通行出来ず・・・
結局、一旦国道292号線で小布施まで迂回する事になりました。
なんだか時間を無駄にした気もしますが、この界隈はドライブしているだけでも気持ちが良い道が続くので、迂回しながら走るのもなかなか楽しかったです。
奥山田温泉は、数軒の宿が離れ離れに立ち並ぶ、緑と山々に囲まれた静かな温泉地です。
利用した満山荘の旅館内部は薄暗く、センスの良い和風の調度品が何とも心地よい癒しの空間を醸し出しています。
今回は「自遊人」の温泉パスポートを利用した無料入浴なのですが、ご主人は嫌な顔ひとつせず、とても丁寧に対応をしてくれました。
「どちらからいらっしゃったのですか?」とさり気なく聞いてくれる気遣いが、一人一人のお客さんを大切におもてなししているという印象を受け、とても感じが良かったです。
さて、お風呂ですが、男女別の内湯と露天になっています。
まずは内湯ですが、岩風呂になっています。
大小2つの湯船があり、片方が熱いのかと思いきや、どちらも41度前後の適温。
お湯は白い湯花が粉雪のように舞う薄白濁の硫黄泉で、期待した程に硫黄臭は強くないのですが、それが逆になんとも心地よい、とても良いお湯でした。
次に露天風呂。内湯と繋がっているので、いちいち服を着なおす必要がありません。
露天には細長い湯船が一つあるだけです。露天からは志賀高原の山々を一望する事ができ、開放感たっぷりでとても気持ちが良いです。
お湯は37度前後のぬるめのもので、内湯と同じく粉雪のような湯花が沢山浮いていました。お湯が若干劣化しているせいか、濁り具合は露天風呂の方が強めです。
カッコウのさえずりを聞きながら、とてもゆっくり入浴する事が出来ました。
なお、露天風呂は旅館入り口のすぐそばにあり、一応目隠しの塀があるのですが非常に低いため、立ち上がると外から丸見えになってしまいます。
女性が利用する場合は、外から見られてしまわぬよう、十分に注意しましょう。
ちなみに、宿泊する場合は一泊16000円からだそうで、決して安い金額ではありません。
ただ、旅館の雰囲気や接客の丁寧さ、また、お湯の良さなどもあり、ちょっと無理してでも泊まってみたいと思わせるとても良いお宿でした。
2005-5/22
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