ナトリウム炭酸水素塩・塩化物鉱泉
東京都大田区蒲田本町2-23-2
男女別内湯
03-3732-1126 (03 – みなさんに – いいふろ)
400円
10:00 – 24:00
蒲田温泉はJR京浜東北線の蒲田駅から徒歩15分位の所にある、住宅地のど真ん中にある温泉銭湯です。
何だか意外な所に沸いているような印象を持たれる方もいるかと思いますが、蒲田がある大田区周辺から黒湯が沸くのは、温泉通の間では比較的有名な話です。
車通りが多い道から住宅街に入り、少し歩くと、「蒲田温泉」と書かれた、アーチ状の大きな看板が目に飛び込んできます。
中は所謂普通の温泉銭湯なのですが、男女別浴室の前には待合室がちゃんと用意されており、なかなか使い勝手は良さそうです。
さて、浴室内の様子ですが、所謂「銭湯」です。
入ってすぐの所は洗い場になっており、カランとシャワーが並んでいます。銭湯ですので、備え付けのシャンプー等はなく、ほとんどの人はお風呂セット持参で利用していました。
すぐ右手側には、サウナと水風呂。私にとっては興味が無いものなのでスルーしましたが、400円でサウナまで楽しめるのは有り難い事ですね。
湯船は、脱衣所から入って右手側にジャグジー、寝湯、電気風呂などがあり、透明の水道水が張られています。数名の利用者がおり、結構人気の様子。
私が目指す黒湯は、その反対側、脱衣所から向かって左側にありました。
熱湯とぬる湯の2つの浴槽に別れており、どちらもジャグジーされています。
好都合な事に、こちらには利用者が殆どいませんでした。
うーむ。一般的には、温泉よりも水道水ジャグジーの方が人気あるって事なのかな?
真っ黒なお湯が不気味なのかも知れませんが、天然温泉を差し置いて水道水風呂に入る人が多かった事はチョット意外です。
お湯の特徴ですが、透明度が3cmも無い茶褐色のもので、まるでコーヒーです。
冷鉱泉なので、勿論沸かしており、循環もされている様子。
臭いは甘めのモール臭です。恐れていた塩素臭ですが、殆どなく、あまり気になりませんでした。
浸かってみた印象は、かなりヌルヌルツルツルする気持ちが良いもので、理想的な重曹泉の肌触りがします。
ジャグジーされているのが落ち着かないのが残念ですが・・・
浴槽脇には蛇口があり、ひねると冷たい源泉が出てきます。
これがまた、新鮮でぬめり感も強い、とても心地が良いものです。
浴槽で体を温め、火照った体を源泉で冷まし・・・と、行ったり来たりで、結構長湯してしまいました。
住宅街に沸く、とても気持ちが良い貴重な黒湯。
水道水を沸かしたお湯に浸かっている人が多いのが気になりましたが、いつまでも大切に守り続けて欲しいと思いました。
2005-9/24
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