含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩温泉
(奥日光開発㈱3、4、7号森林管理署源泉混合泉)
74.1度 / ph6.5 / H20.5.19
Na+ = 126.1 / K+ = 20.2 / Ca++ = 191.5 / Mg++ = 4.2
Mn++ = 3.1 / Cl- = 77.8 / F- = 1 / HS- = 10.9
SO4– = 496.2 / HCO3- = 236.4 / H2SiO3 = 96
HBO2 = 18.4 / CO2 = 119.8 / H2S = 37.2
成分総量 = 1440mg
栃木県日光市湯元2538
0288-62-2523
男女別内湯
400円
営業時間 要相談 (遅い時間でも大丈夫そう)
日光湯元で前から気になっていたお宿です。湯畑のすぐ近くにあり、素朴な民宿。一度入浴をお願いした事がありましたが、確か清掃中だったかで、玉砕しています。
今回改めてお願いしてみたところ、ご主人「どうぞ」と、快くOKして下さいました。
入浴料は、たったの300円です。日光湯元の相場は高めなので、まるで共同浴場のような金額設定には嬉しい限りです。
お風呂は宿の奥、細い廊下を歩いた先にありました。内湯のみで、ちゃんと男女別。
お宿の規模相応と言った感じの、小さくて素朴なお風呂です。個人的にこう言うのは大好きですが、普通の人の感覚からすると、恐らくNGなのかも知れませんね。
手狭な脱衣所で服を脱ぎ、浴室へ入ると、そこは家族風呂と言わんばかりに小さなものです。
手前に2人が精一杯の洗い場があり、奥の湯船は4人同時に入ったら動けなくなりそうです。
お湯は緑がかった白濁で、しっかり掛け流されていました。室内に充満する強い硫黄臭からも、濃い硫黄泉である事が一目瞭然です。
お湯の温度は46度くらい。結構熱いです。しっかり掛け湯をして入ると、最初辛く感じますが、そのうちに慣れてきて、気持ちが良くなってきます。
お湯はトロリとした肌触りがあり、強い硫黄臭を感じます。
日光湯元の硫黄臭って、他にもガス臭のような臭気が混じっているような気がします。
言葉にするのは難しいですけど、、、とにかく良いお湯です。
入ってすぐに、もう一人オジサンが入って来られました。これだけ狭いお風呂なので、自然と話に花が咲きます。
なんでもこのオジサン、ココにはちょくちょくいらしているのだそうです。オジサンには少し熱かったようで、少しだけ水で埋めて、44度くらいにして入浴。
一時期の私であれば、加水されて少しガッカリな訳ですが、お互いに気持ちよく入ってこそ、
温泉って楽しいですからね。黙って加水されたらムッとしますけど。(笑)
ふと、外を見たら、温泉の配管の所で猫が2匹、暖を取っています。
私が猫に話しかけると、猫は、その場から動かずに、迷惑そうにこちらをじっと見ています。
10月初旬とはいえ、標高が高い日光湯元は既に秋の気配。浴室から見える木も紅葉が始まっています。
オジサン:「あれは何の木かな?紅葉じゃないよね?」
私:「紅葉じゃないみたいですね。さぁ、何の木でしょうね?」
そんな、まるで草木に関する知識が無い2人ですが、季節感はたっぷりと味わえました。
とっても良いお湯です。
鄙び系温泉マニアや、小浴槽マニア、泉質マニアだったら、是非入ってみるべき一湯です。
また機会があれば来たいと思いました。
2008-10/5
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