奥日光湯元温泉栃木県

旅館やまびこ (奥日光湯元温泉) ★4.0

含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物温泉
(奥日光開発㈱5号・6号混合泉) 61.4度 / ph6.3
Na+ = 175.1 / K+ = 24.2 / Ca++ = 173.2 / Mg++ = 6
Cl- = 130.1 / HS- = 7.6 / SO4– = 430.2 / HCO3- = 296.2
H2SiO3 = 112.4 / HBO2 = 24.2 / CO2 = 249 / H2S = 43.1
成分総量 = 1677mg

栃木県日光市湯元2553
0288-62-2565
男女別内湯
600円
営業時間 要確認

湯元温泉駅バスターミナルのすぐ近く、「はるにれの湯」の向かいに位置する民宿のようなアットホームな旅館です。
日帰り入浴をお願いしたところ、浴室清掃中だそうで、時間を置いて来たら良いとの事。
その間「湯元ヒルサイドイン」で時間を潰しつつ、改めて伺ったところ、清掃も終わったそうで快く受け入れていただけました。
ちなみに、お湯が熱いのでどんどん水を足して良いと仰います。
まぁ、入れなければ仕方が無いのですが、あんまり水を足したくないなぁ・・・と思いつつ、とりあえず中へ。

お風呂は勿論男女に分かれており、どちらも内湯のみです。浴室内には洗い場が数人分と、奥に浴槽が一つありました。
入って右手側に湯口があり、仕切りは浴槽の縁よりも僅かに低く作られているため、湯口側が熱湯、左手側が温湯に別れています。
温度と鮮度のせいか、それぞれの湯船に張られたお湯の色が微妙に異なり、何とも美しくて魅入ってしまいますね。
とてもシンプルな造りの浴槽で、個人的にこう言う造りは大好きです。

さて、肝心のお湯ですが、写真でご覧頂けるとおりのほんのり青味を帯びた綺麗な白濁のものです。
見た目よりも大人締めな優しい硫黄臭が香るもので、なかなか心地良いです。
まずは左手側の温い浴槽に浸かる。こちらは少し熱めの適温で、じっくりと入る事が出来ます。
お湯に浸かるとじわじわと体の芯まで温まり、気が付くと茹で上がってしまいました。強烈な力強さはありませんが、なかなか良いですね。
肌触りはシットリする優しい心地のものです。

お次は熱湯。
入ろうと手を入れてみたところ・・・ホントに熱い。50度近くありそうです。
流石に自分の限界くらいはわきまえているので、これは無理と即座に判断。
しかし、悔しいので、一生懸命お湯をかき混ぜてみたりしたところ、何とか入れる温度まで落ち着きました。意を決して中に飛び込む。
うーん、当たり前の感想ですが、熱いです。
お湯が多少冷えたとはいえ、まだ48度程度あるのではないでしょうか。
とりあえずコレは「入ってやったぞコンチクショー!」レベルのお湯ですので、普通に入るのであれば温湯の方が断然に気持ちが良いです。
鮮度の違いは・・・正直、熱すぎてあまり分かりませんでした。
多分、温いほうよりも劣化が少ない筈ですので、気持ちが良いと思います。
(超無責任発言)

気軽に立ち寄りたいなかなか良い一湯です。
値段もリーズナブルで、あまり日帰り客も来ないと思われ、穴場的にオススメできますね。
余談ですが、男湯と女湯に掲げられた成分表の源泉が異なっていました。
帰り際、主人に聞いてみたところ、「アレ?同じお湯ですよ?」との事。
加水案内の件と言い・・・お湯に対してはちょっと無頓着そうですね。^^;
全然悪い気はしませんが、ちょっと心配になってしまいます。
これからも良いお湯を提供し続けて下さいね!

2006-6/17

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