アルカリ性単純温泉
(東照温泉) 50度 / ph8.9
Na+ = 190.3 / Ca++ = 24.2 / Mg++ = 0.4 / Al++ = 0.6
F- = 6.7 / Cl- = 167.2 / SO4– = 189 / HCO3- = 40.2
Co2– = 4.5 / HS- = 1.5 / H2SiO3 = 46.1
成分総量 = 678mg
栃木県日光市大渡642-4
0288-21-8876
男女別内湯 ・ 露天風呂
600円 (土日祝700円)
10:00 – 22:00
県道沿いにポツンとある旅館です。
江戸時代初期から営業をしているそうで、かなりの歴史がある温泉なのですが、見た目はとても綺麗で新しく、所謂老舗と言う雰囲気はあまりありません。
以前は2食付で宿泊する事が出来たようですが、現在では朝食付き宿泊しか受け付けていなく、かなり日帰り施設の趣が強い造りになっていました。
玄関先には「循環していないから新鮮」と言う旨の案内が掲げられており、何とも心強いです。
内部も日帰り施設の色が非常に強い造りをしています。
休憩所や食堂があり、使い勝手は非常に良さそう。
お風呂は勿論男女別で、脱衣所に入ると、何故かアブラ臭がしました。
「おぉ!?ここのお湯はアブラ臭するのか!?!?」と、少し興奮気味に浴室に入ったのですが、浴室内では臭いが消えてしまっています。
うーん、脱衣所のアブラ臭は一体なんだったのだろうか?
さて、気を取り直してお風呂ですが、内湯と露天があります。
まずは内湯ですが、洗い場数人分と、湯船があります。思いのほか広い造りをしており、洗い場と湯船の間に仕切りがあるので、泡が飛び散らなくて良い感じです。
浴槽には無色透明のお湯が張られており、どうやら掛け流しになっているようですが、一部がジェットバスになっていました。
シットリする肌触りのもので、ずっしりした浴感があるものです。
湯口でお湯の臭いを嗅いでみたところ、ほんの僅かに硫黄臭がしました。
アブラ臭こそしませんでしたが、なかなか良いお湯です。
続いて露天風呂。内湯から出る事が出来、岩風呂になっています。
浴槽はこちらの方が広めで、20人近く同時に入っても余裕がありそうな造りです。
こちらも内湯と同じく無色透明のお湯が張られており、お湯が少し熱めです。
所々白い湯花が舞うもので、湯口付近では同じく硫黄臭がしました。
口に含んでみたところ、僅かに塩分と硫黄系のダシ味がするなかなか美味しいものです。
こちらにはジェットバスが無く、お湯がかき回されるような事もありませんでしたので、快適に入浴をする事が出来ました。
居合わせた地元の常連曰く、近隣には他にも温泉があるけど、ここが一番良いとの事です。
なるほど、あまり強烈な特徴こそありませんが、ここは結構気に入りました。
玄関先に書かれていた看板に偽り無しです。結構満足できました。
難点を言えば、入浴金額が少々高い事でしょうか。
平日400円、土日500円くらいに抑えて欲しかった・・・
ともあれ、一度は行ってみる価値あると思った一湯です。
ずっとこのまま、良いお湯を末永く提供し続けて欲しいものです。
2006-6/17
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