アルカリ性単純温泉
栃木県大田原市佐久山3123-2
男女別内湯 ・ 露天風呂
0287-28-2621
10:00 – 16:00 : 700円 / -21:00 : 500円
10:00 – 21:00
源平合戦で弓矢の名手と知られる那須与一は、現在の栃木県大田原市出身だったそうです。
与一温泉ホテルの名前は、その那須与一にちなんで付けられました。
この与一温泉ホテルに限らず、周辺には那須与一にちなんだ商店名などが幾つか見受けられます。
那須与一は、今でも地元のヒーローなんだなぁと、妙なところに感心してしまいます。
ホテルは、市街地から少し外れた、木々に囲まれた小高い丘の上に建っていました。
ホテルと言うよりは、ちょっと大きなペンションと言った感じの佇まいです。
駐車場手前にはアトピーをはじめとした、皮膚病で療養する方専用の浴室があり、ホテルのお湯に対する取り組み方と、自信の程が伺えますね。
中はと言うと、なんだか、ホテルと言うよりは日帰り入浴施設のような所です。
自動券売機でチケットを買い受付に渡すと、半券を返してくれました。
なんでも、この半券を10枚集めると、入浴が一回無料になるのだとか。
浴場は勿論男女別になっており、内湯と露天があります。
まずは内湯。シャンプーなどが備え付けられた洗い場と、結構広めな浴槽が一つ。
ほんのり黄緑色をした透明なお湯がざぶざぶ掛け流されています。
適温に調整されており、結構ぬめぬめするとても気持ちが良いお湯です。
じっとしていると体中に細かい気泡がつく、とても新鮮なお湯で、湯口のお湯からはほのかな硫黄臭も感知できます。
飲泉コップが置かれていたので、試しに飲んでみたところ、硫黄臭の苦味と、お湯そのものの甘味を僅かに感じる、とても美味しく飲めるお湯でした。
内湯浴槽の一角には露天へ抜けられるドアがあります。
ちなみに、洗い場から露天に行く場合、必ず内湯浴槽内を通り抜ける必要があり、これは構造上の欠陥かな?(笑)
露天は岩風呂になっており、同じくぬめり感のあるお湯が、温めに調整されて掛け流されていました。
あまり眺望は望めないのですが、長湯をするには良さそうですね。
打たせ湯のようになっている湯口も何だか良い感じです。
意外な所で発見した、意外と良いお湯。
強烈な個性やクセが無い反面、温泉初心者からマニアまで、幅広くオススメ出来る一湯です。
2005-11/13
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