ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉
(七絃不動の湯・町営門前1,4号・町営門前2号混合)
55.1度 / ph7.3 / 240L(掘削揚湯)
Na+ = 250.1 / K+ = 34.8 / Ca++ = 83.2 / Mg++ = 25.4
Cl- = 419.8 / SO4– = 35.3 / HCO3- = 375.1
H2SiO3 = 266.6 / HBO = 27.3 / CO2 = 31.5
蒸発残留物 = 1286.6mg
栃木県那須塩原市塩原705
0287-32-2611
男女別内湯
1000円
7:00 – 22:00
塩原温泉郷を代表すると言っても過言では無い、バブリーな大規模観光ホテルです。
一時期、東京でもバンバンTVコマーシャルを流していたので、名前だけでも知っている方は多いのではないでしょうか。
ある意味、今回の湯巡りで最も行ってみたかった施設の一つでもあります。
入浴料は1000円ととても高いですが、湯巡り手形使用で半額の500円で利用できました。
ホテル入り口にはホテルマンが常時数名立っています。対応も都心のホテルのような、とても大人な接客応対で、今でもココだけはバブルが続いているような感じです。
ツアー旅行が低迷する昨今、色々と大変だとは思いますケドね。
受付もシティーホテルのような感じで、私達以外は宿泊客で湯巡りしている人はいないみたいです。
ここで、ちょっとした出来事が。受付の可愛らしい女性スタッフ、最初は手馴れた様子で支払いの手続きをしてくれたのですが、私の湯巡り手形の台紙に押されていた同じ日付の10個のスタンプを見て、思わず「一日にこんなに入ったのですか~?」と、声をあげてビックリしていました。
実はここ、本日11箇所目の入浴なんです。
「趣味なんです」と答えると、「こんな沢山一日で入る方、はじめて見ました!」と仰っていました。
喜んで貰えたみたいで、ちょっと幸せな気分。(単にヘンな奴と思われている可能性大?)
お風呂は館内に複数あり、日帰りでも貸切以外であれば入浴出来るみたいです。
お湯の室は最初から期待していませんでしたので、一番広くてゴージャスそうな、西館大浴場を利用しました。
広い館内を移動し、エレベーターで地下に入った所にあります。
さすが、バブリーな施設だけあり、建物内部にはお土産コーナー、コンビニ、レストラン、スナック、ゲームセンター、宴会コーナーなどなど、ありとあらゆるサービスが取り揃っていました。
なるほど、これならば施設から一歩も外に出ずとも楽しめそうです。
こう言う顧客閉じ込め型バブリーホテルが温泉街衰退の原因ですので、やっぱり好きにはなれないのですが・・・
さて、到着した西館大浴場。まず、脱衣所の広さからして圧倒されます。
スリッパが30人分近くずらりと並び、従業員常駐で丁寧に並べなおしています。
脱衣籠の量も多く、数えていませんが、100人分近くありそう。
休憩コーナーやマッサージコーナーなんかもあり、凄まじい充実振りです。
私自身、このテの施設にあまり来ないせいもありますが、こんな立派な脱衣所ははじめて見ました。
お風呂内部も立派なものです。
入って左手側は洗い場になっており、30人分近くズラリと並んでいます。
右手は大浴場で、50人入っても余裕がありそうな広々としたもの。まるでプールです。
湯口は岩が組まれており、数本の滝からお湯がザブザブ注がれました。
循環されているものですが、壮観です。これで源泉掛け流しだったら狂喜乱舞なんですけどね・・・
お湯はほんのり黄味がかって見える透明のものです。肌触りはツルツルして、そんなに悪くないのですが、これはきっと循環させているからかな?
塩素消毒している掲示がされていましたが、塩素臭はしませんでした。
想像したよりも悪くないお湯で、ちょっと得した気分です。
浴槽が広い分、お湯が始終揺れて、落ち着いて入る事が出来ないのが残念。
それにしても利用者が多い。社員旅行の一団でしょうか、20人ぐらいの人が列をなして入ってきた時は、その異様な光景に噴き出しそうになりました。
マッパの男性が20人行列しているんですよっ!!!
一体何事かと言う感じです。バラバラで入ってきてくださいよ!(笑)
なかなか快適に利用出来た「超豪華銭湯」って感じです。
「温泉」と言う期待の元に利用するのはオススメ出来ませんが、使い勝手が良いので、「お風呂」だと考えるとオススメできます。
私はシャンプーして帰りました。
使い勝手がいい一湯で、湯巡り手形利用で500円は安いと思います。
2006-7/8
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