群馬県

旅館たにがわ (谷川温泉) ★3.5

単純温泉
(谷川温泉 河鹿の湯) 46.8度 / ph8.4 / H8.9.5
Na+ = 120 / K+ = 3.57 / Ca++ = 85.3 / Mg++ = 0.09
Cl- = 143 / F- = 1.14 / SO4– = 226 / HCO3- = 13.1
CO3– = 4.21 / H2SiO3 = 48 / HBO2 = 6.79
成分総計 = 650mg

群馬県利根郡みなかみ町谷川524-1
0278-72-2468
男女別内湯 ・ 露天風呂
1000円
13:00 – 17:00

文豪・太宰治ゆかりのお宿、「旅館たにがわ」です。前から名前を知っており、また、私自身が太宰治のファンだった為、なんとなく気になっていました。
静かな山間にあるお宿ですが、とても雰囲気が良く、「お洒落」と言う印象です。
所謂、普通の人が想像されるような温泉旅館って、こんなお宿を指すのかも知れません。
鄙びたお宿が大好きで、そう言う所ばかり泊まり歩いている私には、少し場違いな気がしないでもありませんが、今回、とある雑誌の企画で無料入浴が出来るので、早速利用させて頂くことになりました。

さて、内部も、お洒落な外観同様に、素敵な造りをしています。丁度チェックインのお客さんがいらっしゃるお忙しい中でしたが、立ち寄り入浴も快く受け付けて下さいました。
お風呂は廊下を歩いて少し先にあります。途中、太宰ゆかりと言う事で、太宰治の展示物スペースなんかがあったりします。
話によると、太宰は1ヶ月ほどこのお宿に滞在していたそうですね。太宰も浸かったお湯に浸かれるとなると、ファンとしては嬉しくなります。

そのお風呂ですが、勿論男女別。脱衣所の先には、内湯があり、その奥に露天がある造りになっていました。
まずは内湯。とても雰囲気が良い湯屋造りをしています。左手側に広々とした湯船があり、右手側には洗い場がありました。
お湯は無色透明の物です。切り株の形をした立派な湯口からお湯が注がれています。肌触りツルツルのお湯は単純泉。これと言った匂いはせず、なかなか気持ち良いです。

少し残念なことに、循環されてしまっていますが、塩素臭はせず、お湯の鮮度もそれほど悪くは感じません。
あまり熱く無いのでお湯にじっと浸かっている事が出来ます。

まさか、太宰がこの宿に泊まった時は、循環なんかされていなかったと思いますが、同じ源泉のお湯に浸かれるというのは嬉しいです。
浴室もきっとこんな立派じゃなかったと思いますが、太宰はこのお湯に浸かりながら、何を思ったのでしょうね。

続いて露天。こちらも内湯と同じ源泉が張られています。
湯口は滝のようになっており、ドバドバと滴り落ちています。なかなか見事!
ただ、残念な事に、ここのお湯も循環されてしまっている様子。
うーん、まぁ、仕方が無いのかな。
こちらも塩素臭などはせず、肌に優しい感じのお湯です。単純温泉であまり特徴を感じませんが、ゆったりとお湯に浸かりたい人には、これで良いのかもしれません。
こちらの温度は少し温めなくらいで、長時間過ごすには良さそうですね。

完全掛け流しの湯船が無いのは、温泉マニア的には少し寂しい限りです。
ただ、雰囲気が良いお宿でしたし、普通にお湯も気持ちよく、そのうえ無料で入浴させていただいたので、文句御座いません。
何より、太宰治ファンとして、縁のあるお宿に来れたことは嬉しい限りです。
今度は温泉マニアとしてではなく、一旅行者として訪れてみたいと思った一湯でした。

2008-11/24

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