群馬県

ふれあい館 (倉渕相間川温泉) ★4.0

ナトリウム・カルシウム-塩化物強塩泉
(せせらぎの湯)
66.3度 / ph6.68 / H11.8.19
Na+ = 5731 / K+ = 342.8 / Mg++ = 433.2 / Ca++ = 1967
Fe++ = 12.5 / Mn++ = 2.2 / Cl- = 13850 / HCO3- = 127.5
Br- = 44.8 / I- = 10.5 / H2SiO3 = 80.8 / HBO2 = 273.9
CO2 = 63.8 / 成分総計 = 22940mg

群馬県高崎市倉渕町水沼27
027-378-3834
男女別内湯 ・ 露天風呂
500円
10:30 – 21:00

直前に立ち寄った「せせらぎの湯」のほど近くにある入浴施設です。
せせらぎの湯と同じく、なかなか立派で綺麗な施設です。

入り口の前にバス停があり、「市内循環バス」と書かれていました。
勿論、これはバスが市内をグルグル循環するように走っていると言う意味で、温泉とは全く関係の無い話なのですが、「市内循環Bath」だったら楽しいなと、勝手に想像してひとりニヤニヤしてしまいました。
町内で使用される家々ごとのお風呂のお湯が集中管理で循環利用されるのです。
自然環境には良さそうな響きですが、そんなお風呂、入りたくないですよね・・・?

内部はとても綺麗で手入れの行き届いた感じです。
入ってすぐの所に食堂がありました。天井が高く、明るくて開放的な造りをしています。
浴後、コーヒーと軽食を片手に、読書なんてすると、ちょっと贅沢な午後を過ごす事ができそうです。
桶を片手に血眼になって湯巡りする私にとっては、縁遠い話ですけれども・・・

さて、お風呂。男女別で、それぞれに内湯と露天がありました。
まずは内湯。入って右手側に洗い場が並んでおり、正面に湯船がひとつあります。
こちらも手入れがされているのですが、張られているお湯の色のせいか、少しレトロで鄙びたような印象を受けるものでした。
お湯は薄っすらと緑色がかった土色のものです。少し熱めの適温で、湯口から源泉がザブザブと注がれています。

基本的には直前に入ったせせらぎの湯と同じ源泉なのですが、浴槽が狭いせいもあってか、こちらの方が段違いに鮮度が良いです。
お湯からは金気臭と潮臭、土類臭のようなものが混じる特徴的なもので、肌触りはシットリします。
口に含むと金気味とほんのり塩味を感じました。
温度調節の為に加水をしているそうですが、悪くありません。
体の芯からしっかりと暖まり、あまり長時間入っていないにも関わらずヘロヘロになってしまいました。

続いて露天風呂。内湯からそのまま出ることが出来ます。
岩風呂になっており、休憩できる丘の上にはベンチが置かれていました。
お湯は内湯と同じ源泉が張られており、黄土色に濁っています。
光の加減か、こちらの方は赤味がかって見えるものでした。
浴槽自体の大きさが広いせいと、外気の影響か、鮮度は内湯の方が良い印象です。
茶色い湯花がフワフワと舞っており、かき混ぜると底に沈殿していたものが舞い上がり光に当たってキラキラ光る様はとても美しいです。
露天が好きな人には悪くない造りをしていると思いました。

ふれあい館とせせらぎの湯、単純にお湯だけで比較をした場合、私はこのふれあい館が気に入りました。
一度は訪れても損のしない一湯です。

2007-5/27

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