群馬県

平治温泉(平治温泉) ★5.0

炭酸水素塩泉?
(成分表掲示無し)

群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原
男女別内湯
200円
営業時間 不定期

万座鹿沢口駅の近くにある共同浴場です。
ここは別にジモ専ではありませんが、最近は悪さをする有象無象が多いらしいので具体的な場所の公表は差し控えます。
場所が知りたければメールでお問い合わせ下さい。

手作り感が漂うかなり鄙びた湯小屋で、入る前からワクワクしてしまう佇まいです。

かなり小さな建物ですが、ちゃんと男女別に分かれているのでご立派。
とにかく狭い造りですが、地元の方達で持ち寄ったのでしょうか、時計とかカレンダーなどがあり、それなりに使い勝手が良く手入れされていました。
管理人は常時不在ですので、入浴料200円は料金箱に入れます。
この料金箱、実に鄙びていて良い感じなんです。こういう鄙びた料金箱は大好きです。

浴室は6畳ほどの広さで、湯船がポツンと一つあるだけです。
湯船は4人も入ったら窮屈だろうと思われる大きさ。湯口からは豪快のお湯が掛け流しにされており、溢れたお湯はそのまま外へ流れ去る仕組みになっています。
お湯は薄白濁。この白濁の正体ですが、実は全て細かい気泡から出来ています。
お湯に浸かって暫くじっとしていると体中が泡だらけになってしまいました。
38度程度と思われる温めのお湯で、私が訪れた1月では少し寒く感じるほどです。
しかし、その分ゆっくり長湯出来るのが嬉しいですね。
肌触りは大量気泡のせいもありツルツル。ほのかに金気臭がする優しいお湯です。
湯口脇には飲泉用のコップが置かれており、飲んでみたら鉄味とダシ味、僅かな塩分を感じました。なかなか美味しいお湯です。

余談ですが、ご一緒させて頂いた初老のお方、このお湯に惚れ込んでしまい、定年後に東京から単身こちらに越してこられたそうです。
毎日このお湯に浸かり、読書をする日々を送られているそうです。
いやー・・・、仕事盛りの私がこんな事を言ってはいけないのでしょうが、ウラヤマシイ!
このお湯に惹かれて越して来てしまう、その気持ち。とても良く分かりますよ!
是非とも立ち寄って欲しい極上の一湯です。

2016年 1月22日 - 初訪問時のレポート

2008年4月27日 - 再訪

久しぶりに再訪しました。いやぁ、良いお湯です。相変わらずの素晴らしい湯量と、温めで泡つきのあるお湯に、時間を忘れて入っている事が出来ます。
折りしも、平治温泉には東京より少しだけ遅い春が訪れていました。浴舎の前には桜が咲いていて実に綺麗です。
友人と平治温泉の四季を写したカレンダーを作ったら良い作品が出来がるだろうなんて話をしてしまいました。
個人的に、地元の方の迷惑になりたくないので、何度も訪れたくは無いのですが・・・
来てみてやっぱり良いお湯だと感動してしまった一湯です。

なお、平治温泉の場所について、今までメール等で質問されたら回答していましたが、諸事情により今後は回答致しませんのでご了承下さい。
・・・と、言うか、有名な所ですので、少し頑張って調べて頂ければ場所はすぐに分かると思います。
利用される方は、くれぐれもマナー良くお願いいたします。

2009年3月20日 - 再訪

3度目の再訪です。訪れた時間は12時過ぎ。
なんと、鍵が掛かっていて中に入る事が出来ないのです!玉砕かな・・・?一瞬嫌な考えがよぎりましたが、たまたま居合わせた地元のオジサンが、親切に鍵を開けて下さいました。
中はまだお湯が張られておりません。地元のオジサン、「入っていればそのうちお湯が溜まるからどうぞ」と仰って下さいました。
何と、一番風呂どころか、お湯を張りながら入浴と言う貴重な体験をさせて頂く事に!感謝感激です。

お湯は相変わらず、泡付きのある気持が良い物です。
湯口からは勢いよくお湯が注がれ、入って30分程度で溢れるまで満たされました。
ちなみに女湯側は20分程度でお湯が満たされた様子。と言う事は、湯船の大きさに対する源泉投入量は、女湯の方が良い事になります。
男湯の方が湯船大きいですからね。うーん、ちょっと羨ましい。

浴後、対岸を見ると、カモシカが2匹こちらを見ていました。
地元のオジサン曰く、いつも同じ場所に出るのだそうです。
よくあんな足場の悪そうな崖に立っていられるモノです。妙な事に感心をしてしまいました。

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