小野川温泉山形県

共同浴場 尼湯(小野川温泉) ★3.5

含硫黄-ナトリウム・カルシウ ム-塩化物温泉
(協組第4号源泉高見屋源泉) 80.3度 / ph6.9
Na+ = 1412 / K+ = 123.2 / Mg++ = 4.3 / Ca++ = 547.2
Cl- = 3199 / Br- = 8.7 / HS- = 1.7 / SO4- = 78.3
H2SiO3 = 241.7 / HBO2 = 28.7 / CO2 = 24.4 / H2S = 2.5
蒸発残留物 = 5831mg

山形県米沢市小野川町
男女別内湯
200円 (向かいの商店でチケットを購入します)
7:00 – 21:00

小野川の温泉街中心にある共同浴場です。
とても風情がある外観で、こういう湯小屋は大好きです。
入浴料は200円で、入浴券を脱衣所にあるチケットボックスに入れる仕組みです。
管理者不在の浴場ですので、入浴券は尼湯の向かいにある商店で購入しましょう。

建物内部は、外観の純和風な造りから想像すると少し期待ハズレな、タイル張りの造りをしています。
しかしながら、脱衣所と浴室が繋がっていたりして、なんともレトロチックで心が落ち着きますね。
見上げると、男湯と女湯を仕切る壁の上に植木なんかが置かれています。
誰が置いているのでしょう、気が付いた時は少し嬉しくなりました。

浴室内には湯船が一つだけで、粉雪のような白湯花が舞う透明のお湯が張られています。
コゲ硫黄臭のする気持ちが良いお湯で、少し熱めに調整されているので体が芯から温まります。
湯口には樋が2本あり、片方が激熱の温泉、もう片方は、少量づつではありますが、冷水が加えられていました。
小野川の源泉温度は非常に高いので、多少の加水は仕方がないかな・・・?
しかし、加水してあってもしっかりと力強いお湯で、とても良かったです。
時間をかけてじっくり入るような所ではありませんが、ふらりと立ち寄るにはとても便利で良いお湯だと思います。

地元の方が多く利用する、大切な共同浴場です。
お金を払って入浴しているとは言え、外来者である私達は、マナー良く入浴したいものですね。
小野川に来たらならば基本として抑えておきたい一湯でした。

2006年 2月11日 - 初訪問時のレポート

2007年5月2日 – 再訪

相変わらず良いお湯でした。

改めて特筆すべき事はありませんが、以下、居合わせた観光客のオッサンに対する愚痴です。お目汚し失礼・・・

私が一人で入っていると、50過ぎと思われるオッサンが入ってきました。
お湯に触るなり、「熱い!」「こんなの人が入る温度じゃない!」とわめき出し、断り無しにいきなり大量加水をはじめました。
私が、「観光の方ですか?」と聞くと、「そうだ」とのこと。
「入ってしまえばそれほど熱くは無いですよ」と言うと、この温度は非常識で、医学的にも健康に悪く、加水するのは当然だと説教をはじめました。
「共同浴場は地元の方が利用する所ですので、温くし過ぎちゃ駄目ですよ」とたしなめると、「もうこんな時間だから人は来ないよ!」と、意味不明に自身満々。
お互い多少熱くなりましたが、こう言う人を相手にしても自分が損ですし、ウザいので出てきたのですが、オッサンの予言虚しく、入れ違いに地元の方が数名入って来られました。
その後もそのオッサン、地元の人に持論を展開し、自分が間違っていないとばかりに、熱い熱いと言ってガンガン加水しまくっていたのですが・・・

ちなみに、小野川の共同浴場では、脱衣所の棚に組合員証or入浴券を掛けて支払い済みである事を示す決まりがあります。
しかし、そのオッサンの棚には、入浴券が置かれていませんでした。
売店で入浴券を購入すると、券の置き方を丁寧に説明してくれるんですけどね。
忘れてたと言う状況は起こり得ないと思うのですが・・・

無賃入浴でしょうか?
適温と感じる温度はひとそれぞれ、加水については百歩譲って許すにしても、共同浴場で地元の方を差し置いた傍若無人な態度、そのうえ無賃入浴(犯罪行為)だとしたら、ホント、最低な人です。
無駄に年だけ取る人っているものだと、改めて実感しました。

こう言うオッサンが観光客のイメージを損ねていると思うと、残念であると同時に、憤りを感じます。
お借りするって謙虚さが無い人には共同浴場を利用して欲しくないと思いました。
私のHPをご覧になられている方は、くれぐれもこう言うオッサンみたくならないよう・・・
どうぞよろしくお願い致します。

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