酸性・含鉄・硫黄-アルミニウ ム-硫酸塩-塩化物温泉
(川原屋源泉) 48.1度 / ph1.7
H+ = 22 / Na+ = 49.3 / K+ = 30.6 / Ca++ = 89.8
Al+++ = 172 / Mg+ = 52 / Fe++ = 28 / Mn++ = 3
F- = 23.4 / Cl- = 447 / HSO4- = 1100 / SO4– = 1492
H2SiO3 = 152 / HBO2 = 6.9 / H2SO4 = 60.8 / H3PO4 = 2.9
CO2 = 314.9 / H2S = 10.1
成分総量 = 4060mg
(上記成分表は浴場前に掲示されているものです
お宿のHPを見ると独自源泉っぽい事が書かれていますが・・・)
山形県山形市蔵王温泉28
023-694-9200
男女別内湯 ・ 露天風呂
手形使用
11:00 – 15:00
下湯共同浴場の並び、宿泊もした事がある堀久旅館の斜め前に建っている旅館です。
友人のレポートでは「蔵王学園源泉」と言う他所では聞かない珍しい源泉を引いているとあり、湯巡りこけしの協賛宿でもあるので、是非とも立ち寄ってみたいと何度かトライしているのですが、その都度何かしらの理由をつけられてしまい、入浴をさせて頂く事が出来ませんでした。
今回は4度目のトライです。「お願いします」と言うと、案の定と言うか、「冬季間は立ち寄りをやっていないのです」と一度は断られてしまいました。
一体いつになったら入れて貰えるのだろうか・・・
そう言えば前回と前々回は「立て込んでいるので」と言われ、初めて訪れた時は「うちは日帰りをやっていないのです」と言われた事まであります。(注.湯巡りこけし協賛宿です)
たぶん、断る理由は後からつけられたもので、日帰りは入れる気が無いんだろうなぁ~・・・
私が「既に3度断られており、これで4度目なのですが・・・」「冬季以外にも来た事あるのですが・・・また来ますので、どの季節でしたら入れていただけますか?」と言うと、女将さん、少し困惑されたようで、「それでは・・・清掃前でも宜しければ・・・」と仰って下さいました。
やった、やっと入れる!今回もきっと駄目だろうと思っていましたが、一気に運が開けた感じです。
さて、何度も玉砕し念願だったお風呂。
細い廊下を少しだけ歩いた所にこじんまりとした内湯がありました。
タイル張りでお世辞にも立派とは言い難い浴室ですが、私個人としてはとても大好きなタイプの素朴なお風呂です。
小ぶりな湯船には白濁のお湯がなみなみと注がれており、溢れたお湯が固まったせいか、浴室のタイルは白い析出状のものが固着していました。
お湯はほぼ適温。小さい湯船に張られたお湯ですが、清掃前と言う事もあり、鮮度抜群とまではいきません。
ただ、適度に揉まれて柔らかくなった印象で、入り心地はなかなかのものです。
湯船に体をゆっくり沈めると洗い場にザバーっとお湯が溢れ、一瞬ですがとても贅沢な気分になれます。
硫黄臭は強めで、肌触りのぬめり感も他に比べると少し強いような気がします。
不思議な事にこのお湯、浸かってから出ると、全身の血行が良くなったのか、肌が薄い桜色に染まりました。
蔵王のお湯ってすぐに体が冷えるイメージなのですが、ポカポカの持続感がとても強く、汗もビッシリと掻きます。
ただ、ひとつ気になったのが、浴室前に掲示されていた成分表。
「蔵王学園源泉」だと思って期待していたのですが、元々あった「蔵王学園源泉」のものと思われる成分表の上に「川原屋源泉」のものが貼られていました。
うぅむ・・・これは一体どういう事なのでしょうか。供給元が変わり、お湯自体が別物になったのでしょうか・・・?
お宿の人を呼んで、確かめたい気分。でも、ただでさえ頼み込んで入れてもらったような身の上、お宿の方にこれ以上の迷惑をかけてはと、もやもやした気持ちをそのまま残し、その場を後にしました。
ちなみに、後日お宿のHPを確認したところ、源泉が当館の自前なんて記述を発見しました。
え・・・?独自源泉なの・・・?
でも、成分表が・・・
うぅむ・・・少し謎です。
ともあれ、気持ちが良いお湯には変わりが無く、入る事が出来てとても良かったです!
惜しむらくは、もう少し気軽に立ち寄りが出来れば嬉しいのですけれどもね。
今回はJake一人の単独行につき、紅鮭は未湯なのです。ココには紅鮭にも是非入って貰いたく、多分もう一度訪れる事になると思うのですが・・・
今度は何度断られるのかな。今から少し不安な気分です。
2007-3/11
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