ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉
(源泉名 : 東根温泉協同組合 第15号源泉)
山形県東根市温泉町1丁目15-10
男女別内湯
0237-43-2133
350円
東根温泉の一角にある旅館です。
ちなみにこの東根温泉、別名では「さくらんぼ東根温泉」とも呼ばれています。
(と言うか、観光協会がそう呼んでいる。)
要は、一帯がさくらんぼ畑だらけで、名産品だからなのですが、なんとも可愛らしいネーミングですね。
さて、こちらの水晶館、お風呂は内湯のみです。
こじんまりとした浴室に湯船が一つ。季節柄、湯気でモウモウになっていました。
薄い紅茶色で、ごく僅かに濁ったお湯が掛け流しにされています。
肌触りはなんとも心地よいぬめり感があるもので、僅かにモール臭のような臭素臭がするお湯でした。
面白いのは、ここの湯口で、湯口と湯花キャッチャーが組み合わさり、カラクリのようになっています。
この湯口に鼻先を近づけて臭いを嗅いで見ると、なんとも不思議な硫黄臭がしました。
浴槽のお湯は臭素臭っぽいのに、湯口では全く違う印象で、ちょっと面白い。
口に含むと、僅かな硫黄味と甘味を感じました。
でも、成分表を見ると、硫化水素イオン(HS-)の所に何も記載が無いんだよな~・・・
ちょっと不思議に思ったり。
でも、こんなに素晴らしいお湯が平野部で湧くと言うのだから、山形県恐るべしと言った感じです。
東根温泉には他にも立ち寄り出来る旅館や公衆浴場が幾つかあります。
うーん。これは、色々と入ってみたくなりますね。
この辺りで宿を取り、活動拠点にしてみたくなる、とても魅力的な一湯でした。
2005-12/31
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