単純温泉
(第一貨物源泉) 67.9度 / ph8.3 / H15.10.13
Na+ = 154 / K+ = 4.3 / Ca++ = 134.7
Cl- = 48 / F- = 2.7 / SO4– = 545.4
HCO3- = 29.7 / H2SiO3 = 75.8 / HBO2 = 1
溶存物質総量 = 996.5mg
山形県最上郡最上町大字富澤819-4
0233-45-2059
男女別内湯
500円
10:00 – 16:00
最近私の中で大好きになってしまった赤倉温泉。先日訪れた事のある、第一貨物保養所の目の前にあるのがここ、最上荘です。
中に入って日帰り入浴をお願いすると、おばあちゃんが内部を案内して下さいました。
最初に見せて頂いたのが、貸切の内湯です。夫婦で来た私たちを見て、「こっち使っても良いわよ~!」との事。程よく狭い浴室に、無色透明のお湯が張られており、勿論掛け流しです。
手狭さはまさに私好みですし、見ただけでも分かる鮮度の良さは、素晴らしいです。お湯に浸かった時のオーバーフローを想像するだけで、今すぐ飛び込みたくなってしまいます。
でも、一瞬ココで良いかなと思いつつ、せっかくだから、混浴の大浴場の方も見せて頂く事にしました。
その大浴場。なんと、まるでプールではありませんか!
広々としていて、太陽の光が燦々と差し込み、お湯がキラキラと輝いて手招きしています。なんと言う事でしょうか!
貸切風呂も良かったですが、この広々とした開放感は素晴らしいです。
しかも、誰一人いません。
お婆ちゃん曰く、お客さんは一人要るけど寝ているから大丈夫だよとの事。
紅鮭が入っても大丈夫そうです。
ちょっと悩んだ末、貸切の小さな湯船は諦めて、開放的なこちらに入る事にしました。
お湯は無色透明で、心地よい芒硝臭が漂う、気持ちが良い物です。
入った瞬間はビリビリくる芒硝泉特有の刺激があり、お湯から上がると、ベタ付かずに、サラサラした肌触りが持続します。
立派な湯口からは熱いお湯が良い勢いで注がれています。それとは別に、浴槽に突っ込まれているホースからは少量ながら加水されていて、温度調整がされています。
とても広い湯船ですが、とても浅くて、肩まで浸かると寝湯のように体を倒さなければなりません。
深い湯船が好きな私からすると、ちょっと浅すぎる気もしないではありませんが、もしかしたら効率的にお湯の温度を下げる為の工夫なのかも知れません。
広い大浴場には私たち以外におらず、お湯に身を任せ、ゆらゆらと漂っていると、とても幸せな気分になれます。
お湯から出る際、これでもかと、湯桶30杯くらいザブザブと掛け湯をして、お湯から立ち上る芳香な芒硝臭を思う存分に堪能しました。
広い浴槽ですので、幾ら贅沢な使い方をしても、一向に減る気配がありません。
何とも贅沢ですね!ココは大変に気に入りました!
浴後、お婆ちゃんと軽く立ち話をしました。
なんでも、よく小学生などが合宿で利用するのだそうです。みんなで仲良くお風呂に入り、ジャバジャバと水遊び(お湯遊び?)をするのだとか。
なんか、聞くからにお湯の鮮度は悪そうですが、その小学生は幸せですね~
帰り際にお婆ちゃんが車が見えなくなるまで送ってくれたのがとても印象的です。
とてもお勧めですが、あまり混雑し過ぎても落ち着かないと思われ、お勧めしたくない気もしてしまう、素晴らしい一湯でした。
2008-5/6 - 初訪問時のレポート
2020年 1月2日 - 何度目かの再訪
芒硝泉が好きな私にとって赤倉温泉は大好きな温泉地です。
たまたまこの日、尾花沢→鳴子へ向かう道中で赤倉温泉の前を通る事となったため、1軒に絞って立ち寄る事にしました。
どこに入ろうか色んなお宿が思い浮かぶ中で、やっぱりココかな?と思ったのが最上荘。なんかここ、凄く惹かれるんですよね。
久しぶりの最上荘、最近来ていなかったので営業しているか少し不安でしたが、駐車場に融雪の為のお湯が撒かれているのを確認してホッと胸を撫でおろします。
久しぶりにご対面、私が大好きなプールのように広い大浴場。
他に利用客もおらず、40度前後で少し温めのお湯を独り占め。
最高です!
帰り際、宿のご主人に「今年は雪が少ないですね」なんて言うと、「スキー客が来てくれないから困る、冬はドカッと降ってくれないと・・・」と仰っていました。
確かに、雪は厄介者ですが、無かったら無かったで困る方達がいるのも事実。
きっとまた来ます、その時も温泉に入れることを楽しみにしておりますので、最上荘さん頑張ってください!
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