含食塩硫化水素泉 (源泉名 : 組協3号)
66.0度 / ph6.9 / 2712mg / 動力揚湯
山形県尾花沢市大字銀山新畑
男女別内湯
200円
8:00 – 20:00
銀山温泉の温泉街中心にある共同浴場です。
とても風情がある温泉街の一角にひっそりと佇んでおり、目立つ場所にある割には分かりにくい外見なので、そこに立ち寄り出来るお風呂があると気付かない観光客も多いのでは無いでしょうか。
入浴料は200円で、共同浴場ならではのお手軽プライスです。管理人は常駐しておらず、料金箱にお金を入れる仕組みになっていました。
お風呂は、共同浴場ですので、内湯のみです。
脱衣所と浴室はとても狭いもので、年季を感じる鄙びたもの。
使い勝手は決して良いとはいえないものですが、個人的にこう言う造りは大好きです。
浴室にはせいぜい一人利用するのがやっとと言う洗い場スペースと、3人程度入れる小さめな湯船がひとつありました。
肝心なお湯は、銀山温泉の共有源泉が引かれています。
無色透明、消しゴムのカス状の湯花が待っており、甘い硫黄臭が漂っています。
お湯は適温で、利用者が多いせいか、ちょっと劣化している印象を受けましたが、人に利用される事で柔らかく揉まれており、入りやすい印象です。
湯口からは熱い源泉が少量づつチョロチョロと注がれていました。
口に含んでみたところ、ほんのり塩味とタマゴのような硫黄味がして、なかなか美味しいかったです。
観光客で溢れる銀山温泉街にひっそり佇む共同浴場。
いつまでもこのままの姿で残っていて欲しいと思った一湯です。
2007-1/1
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