ナトリウム-塩化物・炭酸水素 塩泉
(大友源泉) 62.1度 / ph6.4 / H17.5.25
Na+ = 815.9 / Mg++ = 26.4 / Ca++ = 83.6 / K+ = 55.5
Li+ = 1.7 / Fe++ = 2.2 / Cl- = 858.9 / SO4– = 208.7
Br- = 1.7 / HCO3- = 969.7 / H2SiO3 = 130.8
HBO3 = 41.6 / CO2 = 464.7
溶存物質総量 = 3199mg
山形県最上郡大蔵村大字南山505
0233-76-2331
男女別内湯
手形使用
営業時間: 宿次第
肘折温泉街の中心に位置する、とても大きくて立派な旅館です。
玄関先から湧出する独自源泉を所有しており、飲泉コーナーがあってお湯を飲むことが出来ます。
口にしてみると、金属味と僅かに塩味を感じるもので、毎日飲むとなんだか健康になれそう・・・
何より、独自源泉と言うのが魅力的で、是非ともお風呂に入ってみたくなります。
早速暖簾をくぐり、湯巡り手形で入浴をお願いしたところ・・・
「本日はお客様が多くいらしており立て込んでおりまして、ご容赦下さい・・・」
見事、玉砕です。
実はここ、以前私の友人も何人か玉砕しており、なかなか日帰り入浴させて貰え無いと聞いていたんですね。
内心「やっぱりか・・・」と思いつつ、なかなか来ることが出来ない肘折温泉、この機会を逃すと、次はいつ来れるか分からないと言う事で、食い下がるように、「明日でしたら何時頃にお伺い出来ますか?」と聞いてみたところ、「朝の10時から清掃になりますので、それまでの時間でしたらご入浴頂けます」と、とっても早い時間を指定されました。
そして翌朝。9時に早速お伺いすると、昨日対応して呉れた若旦那が出てきました。
私が肘折に宿泊しているとは思っていなかったのか、まさかこんな早い時間に来るとはと少し驚いている様子です。
改めてお願いすると、今度は「たった先ほど清掃をはじめてしまいまして・・・」と、仰る。
私が「お待ちしていますので、宜しくお願いします」と言うと、流石に断れない様子で、中で待たせて貰う事が出来ました。
待っている間、「どちらにお泊りだったのですか?」なんて聞かれたりして。。。(笑)
さて、待望のお風呂。内湯のみで、勿論男女別です。
旅館の大きさからすると少し手狭に感じる広さのもので、洗い場が数人分と、3人くらいならゆったり入れる程度の湯船がひとつあります。
湯船の一角は水深20センチ程に浅くなっており、寝湯なのでしょうか。
実際の見た目よりも広くはありません。
で、肝心のお湯はと言うと、黄土色に濁る金気臭が強いもので、共有源泉のものと非常に似ている印象ですが、心なしか少し濃く感じます。
少し熱めのもので、湯船からお湯がザバザバと溢れていてとても気持ちが良いです。
独自源泉とは言っても、それほどの個性は感じませんでしたが、普通に良いお湯ですね。
何より、苦労して入った分、余計良く感じてしまうってものです。
折角入る事が出来たのだからと、いつもより少し長めにお湯を堪能させて頂きました。
いろんな意味で、入る事が出来てとても良かったです。
もう少し気軽に立ち寄れる雰囲気があれば良いのですけどね。
玉砕する事が当然と思って行った方が落胆せずに済みそうな一湯です。
2007-1/1
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