宮城県

秋保温泉 共同浴場 (秋保温泉) ★3.5

ナトリウム・カルシウム-塩化 物温泉
(秋保温泉2号・4号) 64.5度 / pH7.4 / H15.5.22
Na+ = 805.6 / Li+ = 1.1 / K+ = 46.2 / Mg++ =0.6
Ca++ = 314.2 / Sr+ = 2.7 / Cl- = 1562 / F- = 2.1
SO4– = 147.2 / HCO3– = 70.3 / HPO4– = 1.4
H2SiO3 = 95.9 / HBO2 = 173.1 / HAsO3 = 4.6
CO2 = 26.3 / 溶存物質総量 = 3253.4mg

宮城県仙台市太白区秋保町湯元字薬師100
022-398-2774
男女別内湯
300円
6:30 – 21:30

大規模なホテルが林立する秋保温泉に残された、最後の良心、秋保温泉共同浴場です。
秋保を代表するがの如く聳え立つ、ホテルニュー水戸屋さんの真横にあります。
以前、友人と一緒に目の前まで来て、入ろうと思ったのですが、人が多すぎ入場制限がされていて、断念して戻ってきた事があります。
その為、まだ一度も入った事が無いのですが、私の中では、再訪にも似た気分です。
今度こそ入れるだろうかと、少し不安が過ぎりましたが、難なく受付を済ませて入る事が出来ました。

さて、その内部。共同浴場と言うだけあり、こぢんまりとした脱衣所に、こぢんまりとした浴室があるだけの、とてもシンプルな物です。
入場制限こそされていませんでしたが、既に多くの人でごった返しています。
浴室は、カランが数人分と、少し広めにとってある洗い場、そして、3人も入れば窮屈そうな、小さな湯船がひとつあるだけです。
イモ洗いと言う言葉が相応しく、私が数えた限りで、この狭い浴室内に最大で8人も入っていました。
私は、狭い浴室や狭い湯船は好きですけれども、イモ洗いはあまり好きでは無いのです・・・
まあ、私もその混雑に参加しているイモの一人ですので、人の事を迷惑そうに言う事が出来る立場ではありませんけれどもね。

お湯は無色透明で、ちゃんと掛け流されています。共同浴場なので、掛け流しは当たり前な気がしますが、大規模施設が多い秋保温泉にある事を考えると、大変に貴重です。
結構熱めで、45度くらいあるでしょうか。入るとふくらはぎあたりがジリジリと焼けるように熱いです。
湯口からは熱いお湯が注がれています。
色んな人が交互に出たり入ったりする事で、お湯をかき回し、結果的に温度が下がっているのですが、もし誰も入らずに放置されていたならば、入浴出来る温度を上回っていた事でしょう。
お湯からは、僅かながら、潮臭のような物を感じます。ただ、篭った室内で、他のお客さんがシャンプーなどを使うもんだから、浴室内には色んな臭いが充満しており、正確に観察する事が出来ません。

鮮度は、正直、良くありません。
普通、熱いお湯って、それだけで何だか鮮度が良く感じるのですけれどもね。このお湯に関しては全くそれが無いから不思議です。
絶えず色んな人が出入りしているので、仕方が無いと言えば仕方がありません。
前回私が来た時に入場制限されていましたが、それも頷ける盛況ぶりです。
そう言えば、前回ここに一緒に来た友人が、朝一番で来ると良いよと言っていたのを思い出しました。
うん、今言われてみて、凄く納得しました。

うーん、秋保の共同浴場、入る事が出来たのは素直に嬉しいですが、混みすぎですし、お湯もちょっと残念でした。
共同浴場にこれだけの需要があるのであれば、秋保温泉にあと3つくらい共同浴場を追加すれば良いのに。
そうすれば、お湯が劣化する事も、入場制限しなければならない程に混雑する事も、防ぐことが出来るでしょうし、何よりも温泉街が活気付くんじゃないかな?
折角歴史のある温泉なのですし、源泉のポテンシャルはなかなかの物ですので、今のままでは勿体無いと感じてしまいました、

もし機会があれば、次は是非とも早朝の開湯一番で利用してみたいと思います。

2009-12/26

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