ナトリウム・カルシウム・硫酸 塩・塩化物泉
(遠刈田7号泉) 65.7度 / ph7.0
Na+ = 444.1 / K+ = 29 / Ca++ = 290.2 / Mg++ = 6.7
Cl- = 261.7 / SO4– = 897.8 / HCO3- = 356.9
H2SiO3 = 73.9 / CO2 = 477.5 / 成分総計 = 809.5mg
宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉
0224-34-1990 (遠刈田温泉会社)
男女別内湯
300円
5:30 – 6:45 / 9:00 – 22:45
私の仲間ウチで「ンター湯」の愛称で親しまれていた遠刈田温泉のセンター浴場に代わり、新しく建てられた共同浴場、「神の湯」に行って参りました。
センター浴場があった場所の通り向かいにあります。目を引く大きな湯屋で、駐車場完備、無料の足湯あり、観光案内所まで併設された、とても立派なものです。
料金はンター湯の時と同じく、300円です。共同浴場として考えた場合、300円は安くありませんが、これだけ立派なものがと考えると、決して高くはありません。
全国広しとは言えど、これだけ立派な共同浴場はそんなに多くないと思われます。
出来立てホヤホヤで木の香りが漂い、とっても新鮮な感じがしました。
さて、内部ですが、新しいだけあって使い勝手が良いです。脱衣所にはロッカーがあり、鍵がかかるようになっていました。私には必要無いけど、嬉しい事だと思います。
さて、肝心のお風呂。内湯があるだけのシンプルなものですが、広々としていて使い勝手が良いです。洗い場が10人分ほど並んでおり、既に多くの人が利用しています。
共同浴場なので、シャンプーなどの備え付けはありません。
湯船はンター湯の時と同じく、あつ湯とぬる湯の2つがありました。
まずはあつ湯。入って手前側にある小さな湯船で、45度ほどに調整されています。
ンター湯を彷彿とさせる力強いお湯で、ほんのり赤味がかった黄土色のお湯がザブザブと掛け流されていました。
ガツンと来るとても力強いお湯で、汗がだくだく流れ落ちるのが分かります。
ただ、お湯からあがると、不思議と清涼感があり、湯切れは悪くありません。
以前、寒い時期に入った際は、夏場は暑苦しいだろうと思った泉質ですが、意外とクドく無いのでビックリです。
しかし、体の芯はしっかり温まるので、湯冷めする事もありません。
ん~・・・遠刈田のお湯、改めて良いものだと実感しました。
続いてぬる湯ですが、42度程度の、適温に調整されています。
湯船が広く、お湯の温度が冷めている事もあり、あつ湯に比べると鮮度が劣りますが、これはこれで、充分入り応えがあって良いお湯です。
時間をかけてまったりしたいならばぬる湯が良さそうですね。
常に誰かしら入っている状態でしたので、写真撮影が出来ませんでした。
リンクの神の湯公式ページに良い写真が沢山掲載されていますので、気になる方はそちらをご覧下さい。
最後に、これはお風呂ではありませんが、脱衣所脇に、露天スペースのようなものがありました。
こちらには湯船が無く、ベンチが置かれているだけです。
多分、涼む為の一角だと思われます。
裸でベンチに座っていると何だか気持ちが良いです。
お陰で、湯上り、汗ベタベタの状態で服を着る必要が無く、湯上りがとても爽快でした。
新しく生まれ変わった、遠刈田温泉の共同浴場。これからも利用する機会はあると思われ、素直に歓迎したいです。
ただ・・・ん~・・・、やっぱり、ンター湯が無くなってしまったのは寂しいですね。
かつてンター湯があった場所は、更地になっており、今はその面影すらありません。
目を閉じ、かつてあったンター湯を思い出してみる。今でもそこにンター湯があるような気がしてなりません。
初めてンター湯に浸かってから、まだ1年も経っていないのですが、何でこんなに懐かしく、愛着を感じてしまうのだろうか。
きっと、この場所に来るたびに思い出すんだろうなぁ・・・
帰り際、ンター湯があった辺りを車で走っていると、私のナビが「間もなく、遠刈田福祉センター前を左方向です」
と案内してくれました。
おぉ、ナビ助、お前もンター湯が懐かしいか!?
思わず目頭が熱くなります。
・・・しかしな、ナビ助よ。
遠刈田を「とおがりた」って読むのは辞めてくれ。(号泣)
遠刈田温泉、神の湯。
ンター湯のように、私の、そしてみんなの記憶に、いつまでも残ってくれるような一湯になってくれる事を期待しています。
2006-9/16
コメント