宮城県青根温泉

共同浴場 名号湯(青根温泉) ★3.5

単純物泉 (大湯・新湯・山の湯・蔵王の湯・不忘の湯・花房の湯・新名号の湯 / 混合泉)

宮城県柴田郡川崎町青根温泉
男女別内湯
150円
8:00 – 20:00

青根温泉に2箇所ある共同浴場の一つです。
大湯から徒歩で2~3分の場所にあり、こちらも立派な湯屋建築で、建物前にある「日本の秘湯」とデカデカ書かれた碑がとても目を引きます。
入浴料金も150円。大湯と共通の入浴券を入り口の箱に入れて利用します。

中はこじんまりしていますが結構綺麗。脱衣所だけの話をすると、こちらの方が広々としていて明るい造りをしています。
浴室は広々とした大湯に比べるとすこぶる標準サイズ。4~5人程度なら足を伸ばして入れる程度の湯船が一つあります。

源泉は大湯と同じだそうですが、浴槽の大きさが違うせいか、お湯の印象は随分と違います。こちらは一言で言うと、熱くて新鮮。
ほぼ透明で、劣化していない事が伺えます。
入った印象もとても攻撃的でパンチが利いています。丸くなって角が取れた大湯と違い、シャキっとする浴感でした。
同じ源泉でも印象って全然違いますね。
個人的感想で言えば、名号湯は朝一番に手際よく入る目覚めの湯、大湯は寝る前にゆっくり入って体を芯から暖めるおやすみの湯、という印象でした。

ちなみに、この名号湯、結構立派で新しいと思ったのですが、チケットを購入した売店のオバチャン曰く、大晦日の日は配管が壊れていて入浴出来ない状態だったのだとか。
こちらも大湯と同じで老朽化が激しく、管理が大変みたいですね。
そんな所に、僅か150円という安い金額で入浴させて頂き、ありがたいやら申し訳ないやらです。
こう言うところでは是非ともマナーよく利用したいものですね。

2006年 1月1日 - 初訪問時のレポート

2006年3月12日

この素晴らしき名号湯、老朽化に伴い、2006年3月31日で閉鎖される事になりました。
うーん・・・残念。
閉鎖前に入っておこうといてもたっても居られずに行って参りました。

閉鎖される事を知ってか知らずか、矢鱈と多くの方が入浴されており、居場所の無い程の混雑ぶりでビックリです。
大湯と同じお湯なのですが、湯船が小さいので全然印象が違うんですよね。
ここにももう入れなくなってしまうと思うと悲しいです。
短い間の付き合いでしたが、ありがとうございました。
新しく出来る施設も素晴らしいものであって欲しいと願います。

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