宮城県 東鳴子温泉

阿部旅館 (東鳴子温泉) ★4.0

単純温泉 – 奥の浴室
(赤這温泉2号) 44.2度 / ph5.8 / S62.12.7
Na+ = 139.9 / K+ = 11.3 / MH4+ = 1.7 / Mg++ = 27.5
Ca++ = 40.4 / Mn++ = 1.8 / Fe++ = 7.3 / Cl- = 51.1
F- = 0.5 / SO4- = 55.7 / H2PO4- = 1.8 / HCO3– = 470.2
H2SiO3 = 139 / HBO2 = 5.1 / CO2 = 545.8
溶存物質総量 = 953.6mg

含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉 – 手前の浴室
(赤這温泉3号) 68度 / ph6.6 / S62.10.15
Na+ = 359.5 / K+ = 36.6 / MH4+ = 3 / Mg++ = 25
Ca++ = 40.3 / Sr++ = 0.5 / Fe++ = 1.4 / Cl- = 107.8
HS- = 2.5 / SO4- = 194.3 / S2O3– = 0.5 / HCO3– = 879.1
H2SiO3 = 497.1 / HBO2 = 16.7 / CO2 = 208.7
H2S = 6.8 / 溶存物質総量 = 2169.7mg

宮城県大崎市鳴子温泉字赤這125-1
0229-83-2053
内湯 × 2ヵ所
300円
営業時間:朝から18時頃まで (宿の都合次第)

鳴子の川向にある、赤這温泉「阿部旅館」です。一応看板があるので、迷う事は無いと思いますが、まるで民家のような造りのお宿です。
なんでも、2ヶ所の湯船があり、それぞれ別々の源泉を引いているとの事で、前から気になっていました。

一度お宿の前まで行き、入浴をお願いした事があるのですが、「先客の方がいるので、片方しか入れませんよ」と言われてしまい、是非両方に入ってみたいのでまた来ますと引き返した事があります。
今回、朝早めの時間に訪れた為か、先客の方はいませんでした。女将さんいわく、「奥の湯船は清掃したばかりだから、まだお湯が半分くらいしか溜まっていないかも・・・」「それでも良ければ・・・」と、立ち寄り入浴を快諾。
お風呂まで御丁寧に案内して下さいました。

さて、念願かなって入る事が出来た、阿部旅館のお風呂。男女別と言う分け方はしておらず、入浴時に「男湯」「女湯」「貸切中」などの札を下げて利用する仕組みです。
まずは、玄関からお風呂場まで廊下を歩いて手前側にある浴室を利用しました。手前側には、赤這温泉3号泉が張られています。
タイル張りのシンプルなお風呂で、なんだか共同浴場みたいな造りにも見えます。
なかなか年季が入っており、渋い風情に仕上がっています。ガラス窓の採光が良く、明るい印象。
ただ、ガラス窓の向こうは、駐車場と玄関の間の通り道になっていますので、立ちあがるとそこを通る人から見えてしまいます。
女性はちょっと注意かな。(旅館敷地内なので、人通りは殆どありませんけど)

お湯は無色透明の物です。湯底には白い湯花が沈殿しており、かき混ぜると玉子スープ状の湯花がパッと舞い上がります。
お湯からはほんのりと硫黄臭が香り、それにプラスして、何かの成分臭も交ります。
ただの硫黄臭だけで終わらない所が、鳴子的と言う感じです。湯口を見ると、無骨なパイプと蛇口の2本。パイプからは素手で触ると火傷しそうな熱湯が注がれており、どうやらこれが3号源泉のようです。
蛇口からのは冷たい水で、温度調整の為の加水のようです。
蛇口湯口に鼻先を近づけ臭いを嗅いでみると、鉱物臭にアブラ臭が交る、良い臭いがしました。硫黄臭もしますが、湯口からだとそれほど感じないので不思議です。
持参の桶でお湯を掬い、口に含んでみると、ほんのり硫黄味を感じました。
肌ざわりが柔らかい、なかなか良いお湯です。ずっと入っていたくなってしまいます。
でも、もう一つの浴室も気になるので、そちらに移動。うーん、後ろ髪が引かれます・・・

お湯は温めで、40度ちょっとでしょうか。3号源泉はあっさりした肌ざわりのお湯でしたが、こちらはお湯の見た目も手伝ってか、少し重く感じます。
お湯からは金気臭と、炭酸系の土類臭がします。アブラ臭も僅かに感じますが、痕跡程度です。
硫黄臭は感じません。同じ敷地で沸くお湯が、これだけ性格違うのも、鳴子ならではです。全国的に考えると珍しい事ですが、鳴子で湯めぐりしていると、これが当たり前の事のように錯覚してしまいます。
どっちも良いお湯です。私たちとほぼ同じタイミングで入って来られたお爺さんは、この阿部旅館にお泊りなのだそうです。素泊まりが安いからよく利用されているのだとか。
お爺さんはこの3号源泉の方が好きだと仰っていました。
どちらも良いお湯だけど、私は個人的に2号源泉かな?でも、宿泊すると、その時の気分で両方入り分ける事が出来るんですね。なんて贅沢なのでしょう!

鳴子には泊まってみたい宿が沢山あるのですが、その中の一つに阿部旅館が加わってしまいました。

2009-6/20

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