酸性含明礬・緑礬-芒硝硫化水素泉
宮城県玉造郡鳴子町字湯元
男女別内湯
無し
入浴 : 150円
鳴子温泉駅から徒歩5分程の所にある、鳴子温泉を代表する共同浴場です。
建物から少し離れた所にある券売機で入浴券を買い、受け付けで券を渡して中に入ります。
何故券売機と実際の施設が離れているかは謎。
元々混む所だとは聞いていましたが、私が訪れた日がちょうど3連休の真っ只中だったせいもあり、かなり多くの人でごったがえしていました。
まずは脱衣所ですが、シンプルながらトイレのついた、共同浴場にしてはなかなか贅沢なもの。
脱衣棚が25人分程用意されているのですが、すでにかなりの人ごみでごった返しており、空いているのは数箇所だけでした。
人ごみの中、そそくさと服を脱ぎ、早速浴室へ入る。
浴室は木造のなかなか趣がある造りをしています。さながら、ミニチュア那須鹿の湯といった感じで、とても風情があります。
ただ、「入場制限した方が良いんでないの?」と思える程に混んでいたのはちょっと残念でしたが・・・
浴室には湯船が2箇所あります。手前の湯船は3メートル四方ほどの大きめなもので、詰めれば10人位は入れそうなもの。
木管から新鮮なお湯が落とされています。
お湯は白い湯花の舞う、薄く白濁した硫黄泉です。硫黄の臭いとは別に、粘土のような油臭がします。
湯触りはしっとり系で、肌にまとわりつくような感覚があります。
湯口のお湯を口に含んでみたところ、硫黄特有の苦味と共に、若干の油味(?)を感じました。
酸性だと聞いていたのですが、そこまで酸味が強くなかったのは気のせい?
衝立の奥にはもう一つ湯船があり、こちらは若干小さめ。1×3メートル程の、細長い造りをしています。こちらには木管が2本あり、豪快にお湯が落ちています。
衝立のお陰で水しぶきが隣の浴槽に飛ばないせいか、打たせ湯として利用している人が結構いました。
どちらの浴槽も源泉は同じとの事で、見た目には広い湯船と同じものでしたが、こちらは油臭が少なめで、飲むと強い酸味と共に、塩分を感じるものでした。
お湯も38度前後と思われ、かなりぬるめです。
私の受けた印象は、「全く別のお湯」だったのですが、実際はどうなんでしょう・・・?
どちらもとても気持ちが良いお湯なのですが、あまりの人ごみでゆっくり入れなかったのが残念です。
僅か150円という良心的な金額で入れる良泉。
鳴子へ来た際は、是非ともまた利用したいと思いました。
次は空いていると嬉しいなー・・・
2005年 3月 20日 - 初訪問時のレポート
2005年大晦日
再訪。奥の打たせは同じでしたが、手前の浴槽は・・・
うーん。熱い。しかも、明礬と言うか芒硝に近い感覚の浴感。
なんか、前回訪れたお湯とはちょっと違う印象を受けました。
硫黄臭は殆ど無し。源泉の調子が悪かったか、違う源泉が引かれていたのか、どちらかかな???
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