宮城県川渡温泉

川渡温泉浴場(川渡温泉) ★4.0

含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉

宮城県玉造郡鳴子町大口字川渡25-59
男女別内湯
200円 (湯巡りシール使用不可)
6:00 – 22:30

川渡温泉の共同浴場です。通常、共同浴場と言うと、温泉街のど真ん中、人目につく所にありそうなものですが、人目につきにくい温泉街の外れにあります。
どうやら、地元民用に建てられた共同浴場で、一般人にも一応開放してあげてるって感じですね。
入り口には「組合員以外入浴禁止」「ただし、200円払えば入っても良い。」みたいな貼り紙がしてありました。
観光客はあまり歓迎されていないっぽいです。

さて、建物内ですが、所謂共同浴場らしい造りをしており、簡素な脱衣所とシンプルな浴室があるだけです。
お湯だけが目的の私にとっては、ゴテゴテと色々あるよりも、こっちの方が使い勝手が良くて助かります。
浴槽内には薄いウグイス色をした、僅かに濁ったお湯がお湯が張られています。硫黄臭の香るとても気持ちが良いもので、少し熱めですが、ほぼ適温と言って良い具合に調整されています。

事前に立ち寄った越後屋旅館のご主人曰く、とても熱くて普通の人は入れないとの事でしたが、全然そんな感じではありませんでした。

湯口を見ると、2本の管から出たお湯を小さな水槽で混ぜてから浴槽に掛け流す仕組みをしています。
確認してみたところ、一本はとても熱い温泉で、強い硫黄臭のする素晴らしいものでしたが、もう一本は冷たい真水でした。

どうやらココで加水して温度調整しているらしいですね。
激熱でも良かったから、源泉のまま入りたかったなぁ。
ちょっと残念です。

なお、私が利用している最中、地元の方と思われる何人かが入れ替わりに入ってこられました。
うーん、このお湯に気軽に浸かれるなんて、羨ましい限りです。

冬場だったら加水無しのお湯を楽しめるかな?
是非とも再訪し、一度は源泉のままのお湯を堪能してみたいと思わせる一湯でした。

2005年10月2日-初訪問時のレポート

2008年2月17日-再訪

馬場に宿泊した朝、車で浴衣のまま行って来ました。
久しぶりですが、昔のままの風情です。朝一番の川渡は熱いと聞いていましたが、思った程では無く、少し残念だったような、ホッとしたようなです。
以前訪れた時の記憶そのままの、鶯色のお湯に、ネットリ粘土臭のような物が混じる硫黄臭。
ココのお湯はやっぱり良いですね!

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