含硫黄-ナトリウム-炭酸水素 塩泉
(8号地1号源泉) 98.2度 / ph9.6 / S60.6.3
Na+ = 275.6 / K+ = 12.8 / NH4+ = 0.5 / Ca++ = 36.9
AL+++ = 1.9 / Za++ = 2.9 / Fe++ = 91. / Cl- = 87.5
F- = 2.2 / HS- = 23.3 / S2O3– = 3.5 / SO4– = 139.8
HCO3- = 170 / CO3– = 153.7 / BO2 = 32.3 / AsO2- = 0.5
H2SiO3 = 218.1 / 溶存物質総量 = 1173mg
宮城県大崎市鳴子温泉字星沼15-15
0229-87-2345
男女別内湯
300円
要相談
中山平温泉にある、レストハウス併設の温泉です。通り沿いにあるのですが、あまり目立たず、気付かずに通り過ぎてしまいそうな所にあります。
元は星沼山荘と言うお宿でしたが、現在はレストハウスだけの営業になっているようです。そのレストハウスすら、一時休業されていたなんて噂も聞きます。
休業の話を聞いた際は、未湯のままでしたので悔しい思いをしました。
でも、その後の話しで、どうやらまだ営業しているらしいと聞き、是非ともと言う事で行って参りました。
ちなみに、このレストハウス星沼は、中山平でやっているスタンプラリーには参加していません。
さて、中に入ると、食堂スペースがあります。パッと見る限りは、営業しているようには見えません。
食堂の客席にご主人が座っていました。入浴をお願いすると、どうぞとの事です。
「女湯はまだ誰も入っていないから、熱いから水で埋めて入ってね」と仰います。
紅鮭の事を少し羨ましく感じながら、私は男湯へ。男湯側は先客がおり、温度調整の心配は無さそうです。
さて、そのお風呂。台形が崩れたような形をした湯船がひとつあるだけの、シンプルでこぢんまりした造りです。コンクリート湯船が妙に良い味出しています。
お湯は透明、ごく微量に濁って見えなくもありません。湯船と光の加減で、少し緑がかって見えます。
掛け湯して、お湯に身を沈めてみると、中山平のお湯だなぁと分かります。
ほんのり硫黄臭と、金気臭が崩れたような臭いを感じます。肌触りはニュルニュル系で、腕をさすってみると、滑らかに滑るのが分かります。
このうなぎ湯っぷりは、中山平でも上位にきそうです。丸進には遠く及ばないなと言う印象ですが、
昨年入ったアサイチのしんとろや、元蛇レベルには達しています。
穴場的場所なので、利用者も少なく、鮮度の劣化が遅いのも一因と思われます。
湯口からは、素手で触ると火傷する熱いお湯がチョロチョロと注がれています。
お湯に浸かっていると、熱いお湯が湯面に広がり、首の部分だけ焼けてきます。
そのため、定期的にかき混ぜながら入らなければなりません。
少し落ち着かない気がしないでもありませんが、お湯をかき混ぜるたびに、うなぎ湯の感触を楽しめるので、悪いことばかりでもありません。
窓から外を見ると、国道47号線を見下ろす事が出来ます。国道沿いにココの看板が出ていますが、「スハス」としか書かれていません。
どうやら、レストハウスと書かれていたものから、レとトとウが抜け落ちた様子。
よく見ると、温泉浴場付と書かれていたであろう部分も一部抜け落ち、「温泉浴易付」になっています。温泉浴しながら易占いでもしてくれるのでしょうか。(笑)
個人的に、こう言う抜けおち看板は大好きです。なんか思わずにやけてしまいます。
でも、看板が抜け落ちたまま閉鎖とかはして欲しくありませんので、少し複雑な心境です。
ちなみに、浴後、誰も入っていない女湯も覗かせて頂きました。
紅鮭曰く、熱すぎでとても入れる状態ではなく、5分以上加水してようやく入浴出来るようになったとの事です。でもその代わり鮮度が抜群で、うなぎ湯の特徴も凄かったのだとか。
試しに女湯の湯船に手を入れてみたところ・・・おぉぉぉっ!?男湯のお湯とは明らかに違う肌ざわりです。これなら丸進と張り合えるかも!
全身浴したい衝動に駆られましたが、女湯ですし、施設に無理を言うわけにもいかないですからね。ちょっと悔しいような気分で、その場を後にしました。
最近、丸進別館がお休みがちと聞きます。そうなったら、丸進に代わるうなぎ湯は、ここ、レストハウス星沼かな?
そう考えると、尚更頑張って営業を続けて欲しいと思った一湯でした。
2009-6/20
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