中山平温泉宮城県

ふきゆ荘 (中山平温泉) ★4.0

単純硫黄温泉
(恵吹泉) 100度 / ph6.1 / H8.1.8
NH4+ = 12 / HS- = 1.2 / SO4– = 3.4
HCO3- = 36 / CO2 = 44 / H2S = 1.8
溶存物質総量 = 57.8mg

宮城県大崎市鳴子温泉字星沼15-12
0229-87-2239
男女別内湯
600円 (湯めぐりチケット3枚)
15:00 – 20:00

中山平温泉の、国道47号線沿い。しんとろの湯や熱帯植物園とは道路を挟んで反対側にあるお宿です。
訪れた時間は、夕方。お泊りの方もちらほら見え始めている時間で、お忙しい中でしたが、快く入浴を受け付けて下さいました。
ちなみに、駐車場は、宿の前にもありますが、道路を挟んだ向かいにも広々としたスペースがあります。
立ち寄り入浴の場合は道路向かいの方に停めた方が良さそうですね。

お風呂は内湯のみです。
なんと、とても渋い湯屋建築をしており、思わず見惚れてしまいました。
旅館の規模からすると相応と言う感じの、狭からず広すぎずと言った造りの物です。
驚いた事に、真っ白に濁る硫黄泉が張られているではありませんか。
中山平と言うと、丸進別館やしんとろの湯のように、それほど濁らない、透明度が高いお湯と言うイメージでしたので、ちょっと驚きました。

お湯の匂いは、硫黄泉そのもので、僅かに明礬臭も感じる事が出来ます。
しばらくの間人が入っていなかったのか、湯底には湯花が薄っすらと沈殿しており、掻き混ぜると湯底から白いのがモワモワと沸いてきます。
肌触りは、お湯の中ではサラサラ。お湯から上がると、ペタペタと言う感じ。
中山平っぽいヌルヌルやツルツルとはほとんど無縁です。
うなぎ湯のイメージからは遠く懸け離れており、道路を挟んだだけで、こんなに違うお湯が出るのかと、ちょっと驚きました。
湯口にも白い硫黄湯花がべったり付着。湯口で匂いを嗅いで見ると、硫黄臭の強さに、思わず身を仰け反ってしまいました。

浴後、お宿のご主人にお話を伺うと、ここのお湯は、普通に沸いている物に、蒸気を当てて造成しているとの事です。
なるほど、だからこんなに硫黄分を強く感じたのですね。それに、湯花が湯底に沈殿していたのも、これで納得です。
スタンプラリーのお話をすると、「中山平だけでも色んなお湯がある訳で、それを知って貰いたくて始めた企画なのです」と仰っていました。
是非、この企画を続け、また、中山平発で鳴子全体に広げて、多くの人が色んなお湯に浸かるキッカケを提供して欲しいと思いました。
鳴子活性化のため、また、温泉マニアの満足の、頑張って欲しいと思った一湯です。

2008-5/4

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