含硫黄-カルシウム-硫酸塩泉
(新湯温泉1号泉) 31.6度 / ph5.6 / H18.5.30
Na+ = 21 / Mg++ = 20 / Ca++ = 360.8 / Mn++ = 1.5
HCO3- = 18.3 / SO4– = 943 / HS- = 0.2
H2SiO3 = 72.4 / CO2 = 93.9 / H2S = 6.4
成分総計 = 1546mg
宮城県栗原市栗駒沼倉耕英東95-2
0228-46-2036
男女別内湯 ・ 露天風呂
500円
10:00 – 14:30
宮城、岩手、秋田の3県をまたがる栗駒山。
岩手県側の須川高原温泉と、すぐ隣にある秋田県側の栗駒山荘には行った事がありますが、宮城県側の駒ノ湯には山をひとつ越えなければならず、遠いので来た事がありませんでした。
今回、友人と一緒に栗駒山周辺の湯巡りをする機会があったので、行ってみる事に。
「くりこま荘」は駒ノ湯の一番手前にある少し鄙びた国民宿舎です。
内部は手作り感溢れる感じで、まるで山小屋のような雰囲気です。
日帰り入浴の受付け時間より大幅に早くついてしまいましたが、どうぞどうぞと快く受け入れて下さいました。お宿の方もとても感じが良いです。
お風呂は内湯と露天があります。
どちらも同じ源泉が使用されており、源泉温度が低いため、加熱されたものが掛け流されています。
まずは内湯。板張りの浴室でとても風情が良いです。
洗い場が数人分と、こぶりな湯船がひとつあります。
浴槽に張られたお湯は僅かに青白く濁るもので、所々白い湯花が舞っています。
ほぼ適温で、肌触りがツルツルし、優しい硫黄臭がするとても気持ちが良いものでした。
あまり濃いお湯ではありませんが、しっかり硫黄の特徴を感じるなかなか気持ちが良いものです。
湯口からは加熱されたお湯が少量づつ注がれており、浴槽に対する湯量は少ない印象ですが、朝一番で暫くの間利用者がいなかったせいか、鮮度は悪くありません。
湯口の脇には蛇口があり、ひねると冷たい源泉が出てきました。
甘い硫黄臭が強めでとてもフレッシュなものです。口に含むと、硫黄味のほかに、酸味と炭酸味のようなものを感じます。
あまり加えすぎると浴槽全体の温度が下がってしまうので控えめにしましたが、とても素性が良いもので、気に入りました。
続いて露天風呂。板張りのベランダみたいな造りをしており、目の前が森なので眺望はありませんが、何だか雰囲気よく落ち着けるところです。
木製の湯船がひとつあり、こちらにも内湯と同じ加温された源泉が張られています。保温のため、湯船にはふたがされていました。
こちらはとても温く、40度を下回っています。
湯口からは加熱された熱い源泉がチョロチョロ注がれていますが、もうちょっと湯量が欲しいところです。
湯口脇には蛇口があり、内湯同様、ひねると冷たい源泉が出てきますが、これ以上温くなっては困るので、自粛。お湯の鮮度は内湯に軍配です。
でも、これはこれで悪くありません。温いので体力を消耗する事が無く、じっくり長時間入りっぱなしになりたい方にはオススメ出来ると思いました。
すぐ近くに駒の湯があり、比較してしまうとですが、これが関東にあったら定期的に通ってしまいそうです。
結構気に入った一湯です。
2007-5/12
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