宮城県鳴子温泉

鳴子旅館 (鳴子温泉) ★3.5

ナトリウム-炭酸水素塩泉
(黄金荘の湯) 72度 / ph7.4 / S63.3.15
Na+ = 538.8 / K+ = 56.6 / Nh4+ = 2.6 / Mg++ = 9.6
Ca++ = 39.3 / Cl- = 81.7 / HS- = 0.1 / SO4– = 117.9
HCO3- = 1417 / H2SiO3 = 198 / HBO2 = 42.1 / CO2 = 252.4
溶存物質総量 = 2505.2mg

宮城県大崎市鳴子温泉字車湯54-11
0229-83-3820
男女別内湯
500円 (湯めぐりチケット2枚)
10:00 – 15:00

鳴子温泉の玄関口、エネオスのガソリンスタンドのすぐ隣にある旅館です。
鳴子旅館という、なんだか鳴子を代表するお宿のような屋号ですが、場所は鳴子温泉でもかなり外れで、駅から歩くと10分以上かかるのではないでしょうか?
日帰り入浴をお願いすると、快くOKして下さいました。お風呂は細長い廊下を少し歩いた所にあり、男女別で、内湯のみです。
決して小さいお宿では無いのですが、屋号から想像すると、以外にこぢんまりとしており、少し驚いてしまいました。

お風呂はタイル張りの、シンプルな物です。右手側に湯船がひとつ、左手側に洗い場。
お宿の規模からすると、ちょっと小さいのでは無いかと言う印象を受けます。
湯船に張られているお湯は無色透明で、湯口からもの凄い勢いでお湯がドバドバと注がれていました。

さて、そのお湯の浴感。わずかにツルツルする感じで、少量の白湯花が浮いています。
においは非常に大人しく、微量の硫黄臭と、アブラ臭のような物を感じます。
しっかり観察すると、どうやら循環している様子。ドバドバ湯口ですが、注ぎ足される源泉ではなくて、循環された後のもののようでした。
仕方が無いのですが、ちょっとがっかり。
幸いにして塩素臭はしませんでしたが、ここを訪れた事のある方の話では、その時は塩素臭がしていたのだとか。
宿の掲示によると、塩素消毒はしていない事になっていますので、最近やり方を変えたのかな?

唯一の救いは、ドバドバと注がれる循環湯口のすぐ隣に、熱い源泉が少量ずつ静かに注がれていた事です。
湯量は極めて少なく、循環湯口の100分の1と言っても過言では無いのですが、硫黄臭とアブラ臭が混じる、とても個性的なお湯です。
この臭いの印象は先日訪れた「ホテル瀧島」の物と良く似ています。
素手で触るには熱すぎ、また、すぐ脇に陣取って座ると、熱すぎるのが難点ですが、この臭いを嗅いでいると、少し幸せな気分になれます。
源泉温度が高いのは仕方が無いにせよ、ここまで盛大な循環をしなくてもなぁ・・・
これだけ強い特徴がある源泉なので、加水掛け流しの方が、源泉の特徴がしっかり残って良いのでは無いかと思ってしまいました。

2008-5/4

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