酸性-含二酸化炭素・鉄 (Ⅱ)・アルミニウム-塩化物泉
(大噴) 98度 / ph1.05 / H17.11.24
H+ = 89.52 / Na+ = 66.2 / K+ = 34.7 / Mg++ = 52.9
Ca+ = 157.5 / Al+++ = 275.1 / Mn++ = 2.5 / Fe++ = 161.5
Zn++ = 1.7 / Sr++ = 0.4 / NH4+ = 0.3 / Ba++ = 0.2
F- = 86.7 / Cl- = 4416 / Br- = 13 / I- = 4.4
HS2O3- = 0.7 / HSO4- = 1117 / SO4– = 372.2 / NO3- = 3.1
H2SiO3 = 388.6 / HBO3 = 201.9 / HAsO2 = 5 / HaPO4 = 4
H2SO4 = 251.6 / CO2 = 3160 / H2S = 1.1
成分総計 = 10617.8mg
秋田県仙北市田沢湖玉川字渋黒沢
0187-58-3100
男女別内湯
600円
8:00 – 16:00
余りに有名な、八幡平にある玉川温泉。その姉妹店のような立場にあたる、新玉川温泉に行って参りました。
なかなか立派なホテルで、観光客を乗せたバスなんかも横付けされています。
本家玉川温泉はいかにも湯治場ですが、こちらは観光を前面に押し出しているような印象を受けます。
施設に入ろうとすると、入り口の所にいた従業員のオジサンがやってきて、「ご協力お願いします」と言って、手に消毒液を霧吹きで吹きかけました。
玉川温泉ではノロウィルスの発生が数度起こっており、どうやらその対策のようです。
でも、手に吹き掛けるだけで本当に大丈夫なのでしょうか・・・?
日本有数の強酸湯で、殺菌効果が抜群であるべき玉川温泉で、ノロウィルスが発生とは、ちょっと皮肉な物ですね。
さて、内部。中は至って普通の、どこにであるホテルと言った感じです。入浴券は券売機で購入する仕組みで、立ち寄り客が多いのが伺えます。
お土産コーナーも充実しており、観光地だなぁと言う印象ですね。
さて、お風呂。もちろん男女別に分かれていて、内湯と、岩盤浴スペースがあります。
私が利用したのは、もちろん内湯のほう。内部の雰囲気は、レイアウトこそ違いますが、本家の玉川温泉と非常に良く似ています。
入ってすぐの所に掛け湯。左手側に洗い場があり、その奥には寝湯。中央に源泉100%の広い湯船。右側にはジャグジーや50%希釈の湯船。奥には歩行浴があります。
観光ホテルのような造りをしていますが、玉川の基本はあくまで湯治主体な
のだなぁと実感させらる造りです。
私が入ったのは、勿論源泉100%のお湯です。新玉川と名乗っていますが、お湯自体は本家玉川と同じ、大噴からの源泉です。Ph1.1の強烈な酸性湯はココでも健在。
肌がピリピリと刺激を受けて、吹き出物の所などがむず痒く感じます。
全身を消毒液の中に沈めているかのような感覚は、さすが玉川のお湯です。
こんなお湯は他所では滅多にありませんからね。
なお、本家玉川の方にある、白濁の硫黄泉は、こちらにはありません。ちょっと残念。
ただ、同じ日に行った訳ではないので、単純比較は出来ませんが、こちらの方が利用者が少なくて落ち着ける印象です。
玉川に初めて行く人だったら、断然本家をお勧め。落ち着いてゆっくり過ごしたいならば新玉川も選択肢に入れると良さそうです。
静かな環境で長湯したいような気もしましたが、その前に肌がやられてしまいそうなので、正味10分程度お湯に浸かって、その場を後にしました。
末期癌に効くとか眉唾な話はさておき、個性的で強烈なお湯である事には間違いありません。これからもこの貴重なお湯を守り続けて欲しいと思いました。
2008-5/10
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