含鉄-ナトリウム・カルシウム -塩化物泉
(とうげの湯)
42.6度 / ph6.4 / 83L / 動力 / H17.4.4
Na+ = 2541 / K+ = 115.9 / Mg++ = 268 / Ca++ = 782.1
Sr++ = 7.5 / Ba++ = 14.5 / Fe++ = 16.5 / Fe+++ = 6.8
Cl- = 6446 / Br- = 13.8 / I- = 7.8 / SO4- = 7.2
HCO3- = 845.8 / H2SiO3 = 71.4 / HBO2 = 41.5
CO2 = 671.9 / 126.2 / 成分総計 = 11860mg
秋田県大館市長走字陣場311
0120-51-2313
男女別内湯 ・ 露天風呂(使用不可?)
270円
9:00 – 21:00
道の駅「矢立峠」に併設されている日帰り入浴施設です。レストランで昼食を取るついでに立ち寄ってみました。
入浴料は270円とお手ごろ価格。内部はなかなか綺麗な造りで、しっかりと手入れがされている様子です。
この矢立峠周辺には、仲間の間ではもはや聖地と呼んでも相応しい湯ノ沢温泉の3軒をはじめ、日景温泉、矢立赤湯、すこし足を伸ばせば古遠部温泉など、全国レベルで比較しても上位にランクされるべき素晴らしい名湯が目白押しです。
ここのお湯についても自然と期待が高まります。
既に入った事がある友人の話によれば、凄い良い訳では無いケド、露天のお湯は源泉100%で悪くなかったとの事でした。
さて、期待して浴室の中に入ってみる。
まずは内湯。広々としており、使い勝手はとてもよさそうですが、浴室全体には塩素臭が漂っています。
まぁ、道の駅併設の温泉なんて所詮こんなものでしょう。内湯は駄目だと最初から聞かされていたので、特別落胆もせず、露天へと向かってみる。
内湯から露天へ抜けるドアが浴室の端にあり、どんなもんかと思いつつドアに手を掛けるが・・・
ん、開かない!?これでは露天に出られないではありませんか。
扉越しに見ると、温泉成分で赤くコテコテに変色した浴槽が見えますが、お湯が張っていません。
どうやら湯量が少なく露天が使えないのだそうで・・・
あぁぁぁ・・・なんてコッタイ!
仕方が無いので、内湯のお湯を観察。
うーん、無色透明、塩素臭あり、浴感の無いものです。なんと言うか、塩素臭が体に沁み込む前に、出来れば早く出たい・・・
しかし、折角お金払って入っているのですから、必死にお湯の観察をしてみたところ、僅かに茶色い湯花がありました。
湯口のお湯も循環濾過されたものですが、神経を尖らせて臭いを嗅ぐと、ごく僅かな金気臭を感じます。
浴槽の縁を見ると、成分が濃かった時の様子を偲ばせる、析出物でガチガチに固まった千枚田が出来上がっています。
一昔前はきっと素晴らしかったのでしょう。今ではそれもただ虚しいばかりで・・・
利用者でごった返す都内の施設ならばいざ知らず、こんな閑散とした浴槽に大量の塩素を投入する意味が分かりません。
周辺のお湯が素晴らしいものばかりなだけに、余計悪く感じました。
昔の良かった頃に戻って欲しい、あまりにも残念な一湯です。
2007-4/28
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