単純温泉
(2号井と薬師の湯混合泉) 50度 / ph8.4 / H17.6.13
Na+ = 206.1 / K+ = 4.5 / Ca++ = 14.5
Cl- = 95.6 / F- = 5.2 / HS- = 1.2 / SO4– = 281.1
HCO3- = 62.7 / CO3– = 7.2 / H2SiO3 = 82
HBO2 = 10.2 / H2S = 0.1 / 成分総計 = 821.4mg
岩手県花巻市台第2地割25
0198-27-2720
内湯×1 (貸切で利用)
300円
定期的に訪れたくなる、台温泉。今回の湯めぐりラストを飾るお湯と言う事で、ふらりと立ち寄ってみました。
小さな旅館が肩を寄せるように並んでおり、片っぱしから入りたくなってしまうのですが、今回立ち寄ったのは2軒だけです。台温泉って、お湯が熱いから、数泉するとクタクタになるんですね。^^;
まず最初に入ったのがここ、籐助屋さんです。
宿に入ると、玄関先におばちゃんがいました。お風呂に入れますかと伺ったところ、気さくに「どうぞどうぞ!」との事です。
お風呂は内湯のみで、1ヶ所しかありません。貸切で利用させて頂きました。
さて、そのお風呂ですが、玄関から入って、階段を降りると、まずは脱衣所があります。
その脱衣所から浴室に入ると、また数段の階段があり、浴室は更に低いです。
うーん、なんとも絶妙な造りで、こう言う所は無条件に好きです。
少し湯気蒸す浴室は、貸切にはちょうど良いくらいの、こぢんまりとしたものです。
左側に湯船、右側が洗い場になっています。左側の湯船は手前と奥の2つに分かれています。
まずは手前側の湯船。無色透明のお湯が張られており、ところどころ灰色の湯花が舞っています。かなり熱めで、47度はあるでしょうかき混ぜる事で若干温度を下げ、静かに体を沈めます。
肌を刺すような熱さですが、入ってしまうと意外と気持が良いです。
お湯からはほんのり硫黄臭が香ります。熱いので、必然的にじっと動かず入る形になるのですが、これが、お湯と静かに対話しているような気になれて、良い感じなのです。
聞けば、このお湯は藤助屋さんで持っている独自源泉との事です。台温泉には独自源泉を持つお宿が何軒かあり、珍しい事ではありませんが、それを聞くと尚更有難いもののように思えてきます。
熱いですが、とても良いお湯です。
続いて、奥の湯船。入ってみようかと手を入れてみたところ・・・
あまりの熱さに、入れた手をすぐに引き抜いてしまいました。こちらはどうやら確実に50度を超えています。
湯船の造り的には、奥の湯船側に湯口があり、そこで一旦冷ましてから手前の湯船に浸透させています。と言う事は、奥の湯船は熱い源泉を冷却させる為のもので、もともと入る事を想定していないのかも知れません。
お湯的には、手前の湯船でも十分鮮度良く、お湯の感触をしっかり味わう事が出来ましたので、無理はしませんでした。まぁ、無理をしても入れそうな気がしませんでしたが・・・^^;
浴後はしっかりと温まり、汗だくになってしまいました。
いやぁ、台温泉はやっぱり良いなぁ!
いつか片っぱしから入ってみたいものです。でも、お湯が熱いから、次来る時は寒い時期が良いかも知れないと思った一湯でした。
2009-5/10
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