岩手県湯田巣郷温泉

老人憩の家福寿荘(湯田巣郷温泉)★3.5

ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉
(巣郷温泉混合泉-巣郷温泉3号線と秀衛の湯)
73.7度 / ph8.7 / H13.10.2
Na+ = 429 / K+ = 5.3 / Ca++ = 54.9 / F- = 9.8
Cl- = 332.1 / HS- = 0.6 / SO4– = 525.6 / HCO3– = 66.8
H2SiO3 = 76.5 / 成分総計 = 1524.9mg

岩手県和賀市西和賀町巣郷63-157
0197-62-2825
男女別内湯
200円
13:00 – 21:00 (土日祝祭日は8-21)

アブラ臭のする温泉として一部でとても有名な「でめ金食堂」のすぐ近くにある老人福祉センターです。
でめ金と同じ湯田巣郷温泉の源泉が引かれており、誰でも入浴する事が出来る為、共同浴場のような使われ方をしています。

お風呂は男女別の内湯で、必要最小限のものがあるこじんまりとしたものです。
タイル張りの浴室内には洗い場が数人分と、浴槽がひとつありました。
浴室入って最初に感じたのが、鼻につくアブラ臭です。ほんのり硫黄の臭いと、灯油のような揮発性の臭いを強く感じるもので、思わずクラっときてしまいそうな強烈なものです。
浴槽内のお湯はジャグジーされており、それで臭いが発散されているみたいですね。

お湯に浸かってみての感触は、ツルツルする肌触りとぬめり感があるもので、独特の臭いが肌に纏わりつくような心地が良いものです。
お湯は本来は透明なものなのでしょうが、ジャグジーのせいで少し濁って見えます。
湯口からは熱めの源泉が少量づつ注がれていました。
あまり熱いお湯ではありませんが、泉質とジャグジーのせいか、矢鱈と体が温まります。暫く浸かっているとヘロヘロに疲れてしまい、他に利用者がいなかったため、洗い場で大の字になって寝転んでしまいました。
これがまた気持ち良い!鼻先をくすぐる強烈な臭いを嗅いでいると、夢見心地な気分です。
あまり広い浴室ではありませんので、他に利用者がいると出来ない事ですが、至福の瞬間を味わうことが出来ました。

ちなみに、鮮度だけで話をすると、同じ源泉を使っているでめ金には遠く及びません。
こちらの方が湯船が広く、ジャグジーされているので、当然と言えば当然か・・・
しかし、基本が食堂で、お風呂が一箇所しか無いので貸切になってしまうでめ金にくらべ、こちらは男女別の入浴施設なので、いつでも立ち寄れる気楽さがあります。
また、お湯の使われ方が違うせいでもあるのですが、同じ源泉でも感触が結構違うんですよね。
なので、その時の気分や好みで使い分けると良いと思いました。
・・・私の場合、使い分けたくても遠すぎるのが難点ですけれども。^^;

2006-11/18

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