単純硫黄温泉
(ラジウムの湯) 68.3度 / ph3.9 / 自然湧出
SO4– = 43.5 / H2SiO3 = 22.8 / CO2 = 19.7
H2S = 4.1 / 成分総計 = 108.8mg
岩手郡西山村大字長山字東葛根田山国有林176
男女別内湯
300円
6:00 – 9:00
山間の秘湯と呼ぶに相応しい場所に沸く温泉で、宿が数軒、山間の沢沿いにひっそりと建っています。
今回はその中のひとつ、最も行ってみたいと思っていた「滝峡荘」に立ち寄ってみました。
宿のある一帯は地熱地帯のようで、至るところから噴気が上がっており、嫌が応にも期待で胸が膨らみます。
お宿は山小屋と言う言葉がまさに相応しいとても小さなもので、もっと立派なものをイメージしていたので、随分と意外に感じました。
お風呂は内湯のみで、男女別です。
こちらも宿の規模に見合った非常にこじんまりとしたもので、木造の湯屋風情がとても落ち着く、素敵なものでした。
どうでもいいですが、お風呂場に面白いもの発見。木片と木槌が壁にぶら下がっており、「御用の時この板を乱打して下さい」とあります。
よく「気分悪い方はこのスイッチを・・・」ってのを見かけますが、木片で、しかも乱打ときたもんです。思わずクスリと笑ってしまいますね。
物凄く乱打したい衝動に駆られましたが、別に御用は無いですし、宿のご迷惑を考え、グッと我慢。
あ~・・・叩きてぇ・・・!!!
さて、お湯はと言うと、白濁したいかにも硫黄泉って感じのものです。
外の光に照らされて、神々しい輝きを放っていました。
感触はと言うと、ちょっと熱めで、湯口からザブザブと鮮度のいい新湯が投入されています。肌触りはベタつきが無いサラサラするもので、お湯からあがると汗がスーっと引くのが分かり、実に心地がいいです。
期待していた硫黄臭は殆どと言って良い程にせず、明礬臭がしました。
宿の外の噴気は硫黄臭がするのですが・・・不思議ですね。
お湯といい、噴気といい、別府の明礬温泉のお湯を思い出してしまいました。
湯上り、ここのお湯で作ったと言うゆで卵を頂く。1個50円なり。
うーん、美味い!
ここのお宿、冬季は閉鎖されてしまい、私が訪れた数日後には今期の営業を終了されてしまったみたいです。
国見といい、滝峡荘といい、岩手の良い温泉は冬場弱いのが残念です。
雪解けしたら、今度は是非とも泊まってみたいと思いました。
2006-11/19
コメント