最終入湯日:2006-5/2
含鉄-ナトリウム-塩化物泉
(金太郎温泉)
57.3度 / ph8.0 / 225L(動力・掘削深度670m)
青森県五所川原市大字姥萢字桜木299-1
0173-34-7715
男女別内湯
350円
8:00 – 22:00
何だか、変な名前の温泉です。
名前だけ見るとどう見てもハズれそうなのですが、色々な方のHPでレポートを見ているとなかなか評判が良いので、行ってみる事にしました。
ナビに電話番号を入れたところ、登録があったので、案内通りに目的地を目指す。楽チンですね。
着いた先は、畑のど真ん中と言うロケーションで、すぐ隣にラブホテルなんかが建っており、とっても微妙です。
うーん、やっぱりハズレかなぁ。広い駐車場があるにも関わらず、停まっている車は2、3台しかありませんでした。
中に入ると、予想通りと言うか、シンと静まり返っています。
営業はしている様子で、とりあえず自動券売機でチケットを買い、フロントへ行くのですが誰もいません。
「すみませーん」と声を掛けると、とても元気よくハキハキした声で「いらっしゃいませー!」と声が返ってくるのですが、従業員が出てくる様子無し。
もう一度「こんにちは~」と言うが、「毎度ご利用ありがとうございます~!」と、妙な返事が返って来るだけなので、ちょっと困る。
声の感じはとっても良いんだけど、姿が見えません。
仕方が無いから、チケットをカウンターに置いて中に入る事にしました。
別に無賃入浴しようってワケじゃないから良いでしょ?
お風呂ですが、内湯のみです。以前は露天もあったみたいですが、私が利用した時は使えなくなっていました。
浴室はとても広々としており、中央に大きな湯船があります。湯口はその中央にあり、手前と奥で浴槽が二つに分かれていました。
どちらも同じお湯が張られており、手前が若干温めになっています。
薄い緑色で透明なお湯が張られており、ほんのり甘くて心地よい硫黄臭が漂っていました。うーん、何とも気持ちが良いですね。
湯口付近に陣取ると、体中が気泡で包まれます。肌触りはツルツルで、腕などを撫でると、付着した気泡がプチプチと爆ぜて、なんとも幸せな気分になれます。
施設の名前と無人のフロントで不安を覚えましたが、お湯は期待以上でした。
さて、一通り入浴を楽しみ、体が火照ってきたので、そろそろ帰ろうかと思った時です。
ふと浴室奥に目をやると、「水風呂」がありました。
「どうせただの水でしょ?」と、普段はあまり興味を示さない私ですが、気まぐれで入ってみると、30度程はあると思われ、水風呂と言う程冷たくありません。
しかも、加水はされている様子ですが、こちらでもちゃんと温泉が使われており、硫黄臭が漂ってくるのです。
いやぁ、気持ちが良い!これならば体力を使わずに幾らでも入っていられます。
火照っていた体がひんやりし、疲れが一気に吹き飛び、体が軽くなったような気がしました。
お陰で、帰ろうと思っていた足が止まってしまい、通常の浴槽と水風呂を行ったり来たりして、予定より大幅に時間を費やしてしまう羽目に・・・
嬉しい誤算です。これには参りました。
不安にさせる要素満載の施設ですが、お湯は最高です。何よりも水風呂のお陰で疲れ
知らずなのも良いですね。
いやあ、ココはとても気に入った!
是非とも再訪し、時間を気にせずに一日中ゆっくりしてみたい一湯です。
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2006年 5月2日 ー 初訪問・日帰り入浴
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