下風呂温泉青森県

三浦屋旅館 (下風呂温泉) ★4.0

最終入湯日 : 2009-7/18

含硫黄-ナトリウム-塩化物温 泉
(海浜地温泉1号泉) 50.5度
Na+ = 1085 / K+ = 160.4 / NH4+ = 3.5 / Mg++ = 62.4
Ca++ = 265.9 / Mn++ = 8.3 / Cl- = 2053.3 / Br- = 9.9
So4– = 497.8 / HCO3- = 143.2
H2SiO3 = 80.2 / HBO = 242 / CO3 = 209.4 / H2S = 13.5
成分総量 = 4860.5mg

青森県下北郡風間浦村大字下風呂字下風呂70
0175-36-2311
男女別内湯 ・ 露天風呂
700円
15:00 – 21:00

下風呂温泉の温泉街一角、長谷旅館などの並びにある、立派なホテルです。
突然ですが、私は下風呂温泉が大好きです。まぁ、嫌いな温泉があるかと言うと、どこも好きなのですが… その中でも、特に好きなんですね。
となると、その好きな温泉でやりたくなる事は、全ての旅館の入り潰しです。一箇所で入浴するだけでは飽き足らず、次はこっち、その次はあっちと、湯めぐりしていると、とても楽しいですし、
その温泉街に何度訪れてもその都度新しい発見を得ることが出来るのです。
そんな訳で、この三浦屋旅館にもいつか入りたいと目を付けていました。

お宿の内部は、私がイメージする民宿みたいな下風呂温泉の宿とは程遠い、ビジネスホテルのようにも見える、立派な作りです。
受付で日帰り入浴を申し入れると、快くOKして下さいました。お風呂はエレベータで階下に降りた所にあります。下風呂でエレベータなんて、ちょっとビックリです。

廊下などで、浴衣姿の宿泊客と何度かすれ違いました。夕食の準備もしているのでしょうか、廊下に美味しい匂いが充満しています。下風呂の食事となれば、当然海産物が山のように出る事でしょう。うーん、良いなぁ。

浴室は勿論男女別です。
まずは内湯。お宿の規模と作りに見合った、なかなか綺麗で使い勝手が良さそうな、大理石張りのシックな雰囲気です。
・・・が! なんと、塩素臭で充満しているではありませんか!
湯船に張られているお湯は、無色透明の物で、ジェットバスが轟々と音を立てています。
どうやら水道水を沸かした物のようです。特徴的な下風呂のお湯とは似ても似つかない、何ともやりきれないお湯です。
先客が数名、湯船に浸かったり、湯船の淵で寝転んだりしていました。

内湯は残念な状態なので・・・ 早々に露天に退散。
露天は岩風呂風に組まれた長方形の湯船がひとつあるだけの、とてもシンプルな作りをした物でした。
白濁のお湯が張られており、こちらはちゃんと温泉です。源泉は海辺地1号源泉。
トロリとした肌触りで、大湯や新湯源泉に比べると硫黄臭が強いのも特徴。
海に近いせいか、僅かに塩分も強めに感じます。
お湯の温度は適温ですが、ずっと入っていると、逆上せてしまいそうな、なかなか濃い目のお湯です。

露天とはいえ、完全に建物が屋根代わりに なっており、湯船に浸かった状態での眺望はありません。
少し残念な気がしないでもありませんが、下風呂に露天があるのは、ここだけです。
また、下風呂のお風呂は、あまり飾り気の無い所が多いのですが、この三浦屋さんは、何となくお洒落な雰囲気にまとまっています。
湯口も何となく凝っていますね。湯花キャッチャー代わりにストッキングがびろ~んな他所の旅館は見習うべきか!?
(個人的にストッキングびろ~んな湯花キャッチャーは、面白いので好きですけど・・・w)

目隠し越しに覗くと、下風呂の港を一望する事が出来ました。
夜だとイカ釣りの漁火が見えるかも!?

下風呂には家族経営な小規模旅館・民宿が多いので、そう言う所が苦手な方にはお勧めのお宿だと思いました。

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