最終入湯日 : 2006-7/15
含食塩-含石膏-硫化水素泉
(野中温泉) 43度 / ph6.4 / 550L(自噴)
Na+ = 324.9 / K+ = 29 / Mg++ = 59.9 / Ca++ = 728.1
Al++ = 12.66 / Cl- = 685.1 / SO4- = 1736.1 / HCO3- = 146.4
H2SiO3 = 234.6 / HBO2 = 17.9 / CO2 = 502.2 / H2S = 32.4
昭和33.10.1 / 成分総計 = 4520.28mg
北海道足寄郡足寄町茂足寄
0156-29-7454
男女別内湯
200円
7:00 – 21:00
雌阿寒温泉に3軒並ぶ宿泊施設の一つで、野中温泉別館のすぐ隣にあります。
駐車場共用のため、最初は同じ施設なのかと思ってしまいました。
なお、ユースホステルと呼ばれているのですが、どうやらここが本館になるのではないかと思われます。
日帰りをお願いしたところ快く受け入れて下さいました。
別館は350円ですが、こちらは200円で利用できます。金額もユース価格で嬉しい限り。
こちらの方が少し古く、適度に鄙びていました。
一般的には別館の方が好まれると思うのですが・・・ 私的にはこちらの方が落ち着けるので好印象です。
さて、肝心のお風呂。別館には露天風呂があ るのに対し、こちらには内湯が一つあるのみです。
年季を感じる、非常にとても鄙びた渋い外観をした湯小屋なんです。
母屋と繋がっているため、正面から普通に入ったのではその姿を拝むことが出来ません。ちょっと残念・・・
だからと言って、別館建物裏に周ると、覗きに間違われるかも知れませんので、くれぐれも注意が必要です。(笑)
ちなみに私は別館の廊下から見ました。
お風呂の内部ですが、外観の湯小屋から期待 出来る通りの素晴らしい造りをしています。
木造の浴室には湯船が一つあり、湯口から凄い勢いで源泉が投入されています。
そのすぐ右隅にも湯口があり、同じく大量のお湯が溢れ出ているのですが、湯船に注がれる事は無く、そのまま排水口に流れ去っていました。
これは洗い場と言う事なのでしょうか。
まずは湯船に張られたお湯を確認。こちら、ほんのり青味がかった透明なもので、強い硫黄臭がプンプンと漂います。浴槽の広さに対する新湯投入量が非常に多く、鮮度は申し分無く最高の状態です。
浴感もあり、実際の泉質以上に力強さを感じるお湯です。
この湯船で気に入ったのは、湯口の目の前です。源泉投入量が多い為、ドボドボと注がれた際に細かい気泡が出来るのですが、その気泡で体中が泡に包まれるのです。
足元自噴ではないのですが、まるで気泡とともに源泉が足元から湧いてくるような素敵な感触を楽しむ事が出来、実に気持ちが良いです。
湯口のお湯を口に含んでみたところ、ほんのり苦味と甘味を感じる硫黄味がしました。
次に、洗い場にそのまま掛け捨てられている お湯。こちらもしっかり温泉でした。
内湯に注がれているものほどではありませんが、かなりの量で、これだけで一つの湯船が出来るでしょう。何とも勿体無い気がします。
こちらは浴槽に注がれているものに比べると温めで、口に含んでみたところ、硫黄味の苦味が非常に強いものでした。
野中温泉別館の露天にも2つ湯口があり、それぞれ熱めと温め、甘硫黄味と苦硫黄味の2種類あったのですが、まさしく同じお湯なのではと思われます。
それにしても勿体無い・・・
ぬる湯メニアの会会員(某所にて発足)の私としては、是非ともこのお湯でぬる湯浴槽を造って欲しいものです。
風情ある湯小屋と、それに見合ったお湯、そして大量の掛け流し。
ココは正直、★の数を5つにしても良いのではと最後まで迷いました。
ただ、すぐ隣にある宿泊利用した景福がそれ以上に素晴らしく・・・
比較した場合の事を考慮し、申し訳ないですが4.5です。
いやぁ、北海道って素晴らしい! 何が何でも再訪したい一湯です。
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