最終入湯日 : 2008-7/21
食塩泉
50度 / S42.?.2
Na+ = 351 / K+ = 12 / Ca++ = 7.1 / Mg++ = 3.9
Al+++ = 5.23 / HCO3- = 152 / SO4– = 74.4
H2SiO3 = 140 / HBO2 = 22.4 / H2S = 1.87
成分総計 = 1224mg
北海道白老郡白老町字竹浦118-72
0144-87-2230
400円
海岸線沿いの国道脇にある、少し年季の入ったホテルです。
入り口の看板が一部抜け落ちており、見る角度によっては、「ホル王将」とか、「テル王将」になっています。
通りに面した看板なのだから、直そうよって気がしないでもありませんが、個人的にはこう言う看板が大好きです。
今はありませんが、遠刈田の「ンター浴場」には強い愛着を今でも感じています。また、東鳴子の「いとうこけ」、磐梯熱海の「元」、「民宿レーム」とか、愛すべき抜け落ち看板と言うんですかね。
見つけた時は思わず幸せな気分になるのです。
閑話休題。
で、内部。外観同様に年季が入っています。
エントランス部に橋があり、「幸福橋」と名前が付けられていました。
なんか、こう言うセンスも好きです。ちょっと嬉しくなってしまいます。
どうでも良いですけど、そもそも、なんで「王将」なのでしょう。どこかの餃子屋さんを連想してしまいますよね。
内部には宿泊者のすがたがチラホラ。立ち寄り入浴も積極的に受け付けて下さり、使い勝手は良いです。
お風呂は当然、男女別。それぞれに内湯があり、そこから続く露天は半混浴です。
さて、まずはその内湯。ホテルの規模相応と でも言うのでしょうか、広々としたタイル張りの浴室です。こちらも年季が入っており、洗い場の剥き出しなパイプがその風情を増しています。
お湯は少し緑がかって見える透明のものです。弱食塩泉と言う感じで、お湯の中ではツルツルしますが、お湯からあがると、ペタペタした感触が残る、とても温まるものです。
温度が少し熱めでぐったりと疲れます。湯船が広いので、お湯の鮮度はまずまずと言った所ですが、悪くはありません。一通りお湯に浸かって、汗が出た所で洗い場にペタリと座り、後は掛け湯だけで過ごすと、なんとも幸せな気分です。
続いて露天風呂。内湯の湯船を渡った先にあります。
こちらは混浴になっていますが、男女の入り口付近には衝立があるので、衝立越しに入れば目隠しになると言う仕組みです。
お湯は内湯と同じ物ですが、温度は少し温め。ゆっくり入ることが出来る分、鮮度は少しだけ劣る印象があります。これはこれで悪くないかな?
ただ、あくまでとってつけたような露天だったので、あまり風情とかは感じられないのが難点。外気を吸いながら入りたい時には良さそうだと思いました。
今後も頑張って続けて行って欲しい、個人的に結構好きなタイプの鄙びホテルでした。
お湯も結構良いですし、虎杖浜周辺で湯めぐりをする際は、立ち寄りの候補に入れても良いのではないかと思います。
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