最終入湯日 : 2008-7/19
酸性-ナトリウム・カルシウム -塩化物泉
47度 / ph2.5 / 自然湧出 / 200L / H3.6.11
H+ = 3.2 / Na+ = 408.4 / K+ = 72.8 / MH4+ = 5.6
Mg++ = 56.1 / Ca++ = 177.6 / Al+++ = 12.9 / Mn++ = 1.6
Fe++ = 1.4 / F- = 1.5 / Cl- = 1144 / SO4– = 305
HSO4- = 32.5 / H2SiO3 = 263.2 / HBO2 = 225.3
CO2 = 157.6 / H2S = 0.2 / 成分総計 = 2870mg
北海道空知郡上富良野町吹上
無料
吹上温泉の一角にある、無料で開放されている露天です。野湯のようなものかと思いきや、しっかりと駐車場があり、キャンプ場のような場所の一角にあります。
駐車場にはキャンピングカーが数台泊まっていました。ここで滞在しているのでしょうか。
なんだかちょっと羨ましかったりします。私もキャンピングカーで北海道を横断してみたいですね。ただ、キャンピングカーで1日10箇所とか湯めぐりするのはあまり絵にならない気もしますが・・・ (笑)
さて、そのお風呂ですが、駐車場から砂利道 を歩いて1分の所にあります。
しっかり看板なんかもあるので、すぐに分かるでしょう。
湯船は、上段と下段に2段あり、どちらも混浴です。脱衣所はありませんが、その代わりにスノコがおかれているので、そこで服を脱いで一箇所にまとめておくような形です。
ちなみにこの露天風呂、北の国からのロケで使用されて、宮沢りえが入った事あるのだそうです。しかし、実際ここに女性が入るのはかなり難しそうですね。すでに先客の男性が10人ほどおり、全員真っ裸です。水着着用で入っても良いそうですが、周りが全裸だと、落ち着く筈も無く・・・
さて、そのお湯。先客のほとんどが上段の方 にいたので、まずは下段から。
10人以上ゆったりと浸かれるような、広々とした岩風呂です。野湯みたいな物ですので、野趣に溢れ、開放感があります。
お湯は無色透明。コケのせいか、浴槽が緑色なので、なんとなく緑色に見えなくもありません。温度は42度ほどで、ゆったりと浸かる事が出来ます。
肌触りはさらさらするもので、お湯からは僅かに硫黄臭。あまり強い個性はありませんが、気持ちが良いです。こちらのお湯は、源泉そのままだと熱すぎるため、沢水で加水しているようです。とても鮮度が良く気持ちが良いです。
続いて、上段の湯船。こちらは3~4人入れる程度に小さなものです。先客のほとんどがこちらにおり、お湯に浸からず、湯船の淵を取り囲んでいます。熱いらしく、その中の一人が温度計を入れて、「まだ駄目だ、熱すぎる!」と言っています。温度が冷めるのを待っているのでしょうか?
手を突っ込んでみたところ、47度か48度くらいあります。まぁ、入れない温度ではないので、熱い熱いと言っている方達を尻目に、どぶんと浸かってみました。
ん~・・・ 源泉は下段の湯と同じです。確かに熱い。どうやらこちらのお湯は温度調整で加水しておらず、源泉100%のようです。熱くて入れないにも関わらず、下段に移動したがらない人たちは、たぶん加水を嫌っているからのようです。
ただ、源泉100%だから良いお湯だったかと言うと、全然そんな事はありません。どうやらお湯を冷ます為に湯口を堰き止めているみたいです。新湯の投入がゼロで、はっきり言って、鮮度は劣化していました。お湯の中には白い湯花がちらほらと舞い、それ以外にも、利用者が多いためか、明らかに湯花ではないゴミも舞っています。
お湯からは僅かに硫黄臭がしますが、下段のお湯に比べて取り立てて濃い訳でもありません。
入った手前、すぐに出るのもバツが悪く、2分くらいお湯に浸かってから出ましたが・・・
その後再び入った下段の方が遥かに気持ち良かったです。
源泉100%も重要だけど、加水されていたとしても劣化していない新鮮なお湯の方が良いと、改めて実感しました。
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