ナトリウム-塩化物温泉?
成分表はお持ちで無いとの事
長野県下高井郡山ノ内町大字平穏3284
0269-33-2262
内湯 × 1
食事をすれば無料
10:00 – 20:30 (食堂営業時間)
湯田中駅から共同浴場の「鶴の湯」と「亀の湯」へ向かう途中に見つけた中華料理店です。
なんと、看板に「内湯」「ご入浴」などと書かれているではありませんか。
友人が確認してみたところ、食事をすればお風呂に入れるとの事です。
お昼ご飯を頂くついでに入浴して参りました。
ちなみに、私が頂いたのは、ラーメンです。通常500円で、大盛りにしたので+150円。
出てきたのは、昔ながらと言う感じの、とても素朴なものです。
味はまあまあ。こんな感じかなってお味です。
メニューでラーメンが最初に来ていなかった為、ココの主力商品と言う訳ではないみたいですね。
次回は他にも色々と食べてみたいものです・・・
さて、肝心のお風呂。なんと地下にありました。アプローチがとても良い感じです。
お風呂は内湯のみで、男女別に別れていないため、貸切で利用するみたいです。
タイル張りでとても鄙びた印象の浴室に、3人程度入れる小さな湯船がひとつあるだけの、とてもシンプルなものです。
地下とは言え、傾斜している場所に建っているため、窓から庭が見えます。
どうやら昔は露天があったと思われ、庭の一部に草木で埋まった湯船のようなものがありました。
お湯は、所々茶色い湯花が舞う、透明なものです。完全な掛け流しで、適温に調整されています。元々利用者が少ないので、お湯の鮮度は非常に良い印象です。
湯口付近でお湯の臭いをじっくり嗅ぐと、僅かに硫黄臭らしきものを感知出来ました。
肌触りがシットリツルツルするお湯で、お湯から上がっても少しベタつきが残るので、塩分も含まれているような印象です。
口に含んでみたところ、ごく微量に塩味を感じました。
浴後、ご主人にお話を伺ったところ、ここの源泉は有志で掘ったものだそうで、現在は5軒にしか引湯されておらず、旅館とは別のものだとの事です。
成分表を見たいとお願いしたのですが、保管されていないようで・・・源泉名とか少し気になりますね。
お店自体は元々中華料理屋さんだそうですが、宴会などにも対応しており、夜中通して飲むお客さんにも対応出来るように、宿泊の許可も取っているのだとか。
なるほど・・・料理を食べながら飲んで、風呂入って、寝る。
普通の旅館で当たり前のように出来る事ですが、中華料理屋で出来ると聞くと、なんだかとても特別な事のような気がしてしまうから不思議です。
食堂系が好きな温泉マニアには是非ともお勧めしたい所ですね。
再度湯田中を訪れる機会があれば、小腹空かせてまた立ち寄ってしまいそうです。
思わぬ掘り出し物をしてしまった感のある、素敵な一湯です!
2007年 7月14日 - 初訪問時のレポート
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