カルシウム・ナトリウム-硫酸 塩温泉
(石津の湯) 63.8度 / ph7.1 / 53L
Na+ = 135 / K+ = 33.5 / Mg++ = 27.1 / Ca+ = 244
Fe++ = 2.04 / Mn++ = 1.03 / Al+++ = 0.68
Cl- = 84.7 / SO4– = 765 / HCO3- = 134 / HS = 0.35
CO2 = 63.8 / H2S = 0.3 / 成分総量 = 1730mg
群馬県吾妻郡嬬恋村大字今井1495
0279-97-2396
男女別内湯 ・ 露天
300円
営業時間 要確認?
その名前の通り、大東文化大学の嬬恋セミナーハウスです。
大学の敷地内に温泉があり、普段は合宿に来た学生が利用していると思われるのですが、一般にも開放されています。
普通の入浴施設よりもこう言う所に魅力を感じてしまう私は、これは是非入っておかなければと、喜び勇んで行って参りました。
場所は、爽やかな高原の一角にあります。
もっと山の中かと思いきや、見晴らしが良く、なかなか清々しいところです。
ただ、行き着くのが大変でした。
なんせ、分かり難いのです。ナビに登録があったのでその通りに行ったらトンチンカンな場所に案内されてしまったのです。
結局、とても親切な管理人のオジサンに道を聞いて事なきを得ましたが、周囲に民家も無い辺鄙な所にありました。
きっと、箱根駅伝で活躍する大学生ランナーもここで合宿しているのではないかと思われます。
施設そのものは思ったよりもこじんまりとしたもので、大学ラグビー部の集団とかいたらどうしようかと不安でしたが、この時は学生の姿がありませんでした。
電話で案内して下さった管理人の方が一人と、お風呂に入りに来た先客の老夫婦が一組いるだけです。
どうやら女湯にはお湯を張っていないようで、老夫婦が出るのを待って貸切で利用すると良いと言われ、管理人の方とお話しながら待つ事10分。
老夫婦と入れ替わりで利用させて頂きました。
さて、お風呂ですが、大学の温泉らしく「学問の湯」と名付けられており、内湯と露天があります。
内湯露天共にどちらも10人以上ゆったりと入れるであろう広さで、それを貸切利用出来るとは随分と贅沢な話です。
内湯浴槽はタイル張りで、無色透明なお湯が張られています。
湯船は野球のホームベース型をしています。どうやらこれはペン先をイメージしているのでしょう。
浴槽の清掃があまりきちんとされていないようで、湯垢がついているのには少々閉口ですが、期待した以上に良いお湯で嬉しくなってしまいました。
ほんのり硫黄臭と温泉臭が香るもので、あまり特徴があるとは言えないのですが、利用者が少ないせいもあってかお湯の鮮度は抜群に良いです。
露天にも内湯と同じお湯が張られていました。
こちらの方が温度設定が高く、そのせいか、内湯よりも鮮度が良く感じます。
湯口で臭いを嗅ぐと、硫黄臭と、ほんの僅かにコールタール系アブラ臭がします。
川原湯温泉のお湯を薄めたような印象のもので、とても気持ちが良いです。
ふと、お湯の表面を見ると、光の加減でごく僅かに油膜のようなものが浮いているのが分かりました。
きっとお湯の成分と思われ、小さな発見ですが、なんだかとっても嬉しくなってしまいます。
貸切ですので、誰に気兼ねする事も無くゆったりと出来、とても気持ちよく入浴する事が出来ました。
大学の施設を一般開放してくださっており、ただひたすら感謝感謝です。
周辺にある万座や草津といった強烈なお湯と比較してしまいがちですが、ここのお湯単体で考えた場合、なかなか侮れないものがあります。
こんな良いお湯が大学の施設にあるんだもんなー・・・
ココに合宿出来る学生は幸せだと思いました。
きっと、彼らはそんな実感も無く寝泊りしているのでしょうが。^^;
草津周辺の穴場的一湯です。オススメです~!
2006-5/28
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