万座温泉群馬県

万座亭 別館(万座温泉) ★4.5

酸性・含硫黄-ナトリウム・硫酸塩温泉
(鉄湯2号) 85.4 / ph2.4 / H19.2.19
Na+ = 129 / K+ = 22.6 / Mg+ = 98.8 / Ca++ = 32.7
Fe++ = 0.11 / Mn++ = 5.97 / Al+++ = 3.87 / H+ = 4.27
Cl- = 104 / SO4– = 748 / HSO4- = 108 / H2SiO3 = 188
HBO2 = 11.5 / H2SO4 = 1.2 / H2S = 41.7
成分総計 = 1,430mg

群馬県吾妻郡嬬恋村万座温泉
男女別内湯 ・ 貸切?露天風呂
0279-97-3133 (万座亭本館)
日帰り入浴 不可

私にとって万座は温泉にハマるきっかけとなった温泉地です。
ドライブのついでに万座プリンスホテルに立ち寄り、その濃厚な硫黄臭に「温泉って気持ちが良い! 万座って凄い!」と、ハマってしまったのです。
その後、万座以外にも多くの良い温泉地と巡り会いましたが、万座はいつでも私にとって原点であり続けました。

大好きな温泉地。となると、当然その温泉地にある旅館やホテルのお湯は全部入り潰したくなるわけです。
一通り入った・・・ 筈でしたが、唯一この万座亭別館だけは入った事がなく取りこぼしていました。

何故? って、まずこの別館、日帰り入浴不可なのですよね。
何度かお願いした事がありますが断られました。

ならば泊れば良いじゃない? って思いますよね?
私もそう思って、万座亭別館で予約をしましたよ、ええ、もちろん。
そしたら、なぜか、宿につくと「本日は本館のお部屋に空きが御座いますので、本館の方へとお通しします」ってなるわけです。
お宿からしたら宿泊客を本館に集約できて効率的ですし、宿泊客からしてもグレードアップしたお部屋に泊まれるわけですから、本来であれば素晴らしいサービスであるはずです。

でも、私は別館のお風呂に入りたいのです!

別館で宿泊予約したけど、決まって本館に通されてしまう。
そんな事が過去に3度ありました。
いや、毎回安い金額で本館に泊めて頂いているわけですから、本来でしたら不満なんかある筈も無いんですけれども・・・

おーい! 別館さんやぁ! そこに温泉があるのは分かっているんだ!
頼むからその温泉に入れてくれぇ~! (# ゚Д゚)

と、そんな話をですね、温泉友達にしたら、「じゃあそこに泊まろう!」となった訳です。
幹事役をして下さった友人のOさんが予約の際に「別館で!」と念を押しまくり、予約を取ってくれました。

万歳!

で、期待に胸を膨らませながら、宿泊の僅か2日前。
Oさんから連絡がありましてね、
「たった今、万座亭からTELあり、本館に変えてくれないかと言われました」

・・・やっぱりか!!!

でも、そこは友人が気を利かせてくれて、宿泊は本館でも別館のお風呂にだけは入れるように交渉していてくれました。
この日は他のお客さんも含めて本館へと案内されているようで、誰も宿泊していなかった別館。本来であればお風呂の準備もしないで良かった筈ですが、なんと!私たちが入浴するためだけに別館のお風呂も用意して頂けることとなったのです。
色々とお手配下さったOさん、私たちの為だけにお風呂をご準備下さった万座亭スタッフの方々、本当にありがとうございます!

で、やっと入ることが叶った万座亭別館のお風呂。
男女別に内湯があり、それとは別に露天風呂が一箇所。通常であればこの露天風呂は時間帯で男女別、深夜は混浴となるらしいです。

まずは内湯。
湯舟がひとつ、洗い場数人分と言うこぢんまりとしたものです。万座亭本館の立派な浴舎に比べると、あまりにも簡素。

でも、それが良いんです!!!

お湯は万座らしく、真っ白に白濁しています。
源泉温度が高い為、加水で温度調整をして掛け流しにされているようですが、これはまぁ仕方がないですよね。しっかりと香る硫黄臭が香る良いお湯です。
ただ、それほど強烈な印象はありません。サラリとして入りやすいお湯です。
別館に入る前に万座で一番硫黄が濃い聚楽などに立ち寄っていた事もあってか、少しアメリカンに感じます。
鮮度は抜群! だって、私達以外には入っていない(はず)のお湯ですからね!

廊下に掲示されていた成分表によると、源泉は万座亭本館と同じ鉄湯2号との事です。あれ? お宿のHPだと源泉名が甘苦湯とあります。
どっちが正解なのだろう?
本館と別館、結構距離が離れていて、それぞれを直線で引くと日進舘が途中にありますので、同じ源泉っていうのも少し不思議な気もします。
やっぱ甘苦湯なのかな・・・?

続いて露天風呂。脱衣所は隣り合っていますが廊下を通るので、一度服を着てから、もう一度脱ぐ必要があります。
この日は私達以外に誰もいなかったため、脱いだ服の入った脱衣籠を持って全裸で移動させて頂きました、ゴメンナサイ。
なんと、私達しか使わないのに、脱衣所には暖房がしっかり効いているではありませんか! ワガママな私達の為に、そこまで良くして頂いて、本当に嬉しいです。

お湯の印象は内湯と同様です。
眺望とかは殆どありません。手前に洗い場、奥に細長い湯舟。
お湯から上がって涼もうとすると、洗い場に戻るか、湯舟の脇の狭い場所で小さく座るしかありません。
別館はそれほど大きくないですし、あくまでもリーズナブルに泊まる宿と言う位置づけなのでしょうから、この手狭さは致し方無いのかも知れません。

私は広い湯舟よりも狭い湯舟の方が好きですけどね!!!

次はいつ入ることが出来るか分からない別館のお風呂。
長湯はしませんでしたが、貴重な機会ですので、じっくりと堪能させて頂きました。

念願が叶ってやっと入る事の出来た万座亭別館のお風呂。
これで万座の全施設に入浴する事が出来ました!
是非とも再訪したく、また別館で予約入れますね!

・・・たぶんまた本館に通されるような気がしますけど(笑)

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