山形県

湯舟沢温泉旅館 (湯舟沢温泉) ★4.0

単純硫黄冷鉱泉
(大泉1号源泉) 19.9度 / ph9.5 / H17.8.31
Na+ = 80.4 / K+ = 0.5 / Ca++ = 1.1 / Cl- = 33.7
F- = 6.3 / OH- = 0.5 / HS- = 3.5 / HCO3- = 93.3
SO4– = 6.3 / CO3– = 22.3 / H2SiO3 = 32
CO2 = 110 / 溶存物質総計 = 280.6mg

山形県村山市大字土生田2040
0237-58-2439
男女別内湯
350円
11:00 – 20:00 (土日祝は17時まで)

年越し蕎麦を山形で食べるのが恒例になってきた私。
今年も大石田でお蕎麦を頂き、これで4年連続、年越し蕎麦in山形達成です。ワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ
で、お腹も満たされたので、どこか温泉にと思って、まだ立ち寄っていない所が無いかと探していた所、友人にお勧めされたのがココ、湯舟沢温泉です。
ナビに入れたらすんなり出てきたので、迷わずたどり着く事が出来ました。人里離れた山間にある、静かな一軒宿です。

折りしも大晦日、大丈夫だろうかと思って恐る恐る旅館に入ると、意外にも多くのお客さんが訪れており、なかなかの盛況ぶりでした。
どうやら地元の常連さんらしく、「良いお年を・・・」
なんて挨拶を交わされています。何だか話を割るのも申し訳無いと思いつつ、立ち寄り入浴をお願いし、入浴代を支払ってお風呂へ。

お風呂は内湯で、男女別です。
正面に洗い場が数人分あり、左手側に縦長な湯船がひとつありました。

お湯は無色透明ですが、ごく僅かに緑色に濁って見えます。ほぼ適温に調整されており、肌ざわりはしっとりトロトロする感じの物。
ほんのり硫黄臭を感じることが出来る、特徴的なお湯です。
冷鉱泉なので、加温されたお湯が循環で使われています。湯口からはお湯がザブザブと注がれていますが、この湯口から溢れているお湯は循環された物です。
この湯量が掛け流しであれば、オーバーフローで洗い場が凄い事になる筈ですが、残念ながらあまり溢れていません。

その湯口の脇には、蛇口が2個並んでいます。捻ってみると、どちらからも源泉が出てきて、片方は非加熱の冷たい鉱泉、もう片方は加熱されて素手では触れない熱湯です。
両方ともMAXにしてみたところ、注いだ分だけしっかりオーバーフローする、源泉ドバドバ状態になりました。
うーん、実に気持ちが良いです。源泉がドバドバと注がれる湯口付近に陣取ると、硫黄臭をとても強く感じる事が出来ます。
冷鉱泉の源泉を口に含んでみたところ、甘い硫黄味が口いっぱいに広がりました。
とても濃いお湯である事に驚きです。さすが、加温循環しても硫黄泉の特徴がしっかりと残っているだけのお湯です。
しかし、ずっとこの無駄遣いをする訳にもいかず、MAX状態を楽しんだのは30秒程度です。
その後は、源泉を絞って出して、じっくりとお湯を楽しみました。

贅沢を言えばキリがありませんが、加温循環と言っても、これだけ気持ちよければ、十分以上に合格点です。
大晦日だと言うのに、ひっきりなしにお客さんが訪れており、人気が高いのも納得。
一時期に比べると安くはなりましたが、燃料費が馬鹿にならない冷鉱泉。
地元の人たちを中心に、今後も利用客が絶える事無く、良いお湯を維持し続けて欲しいと思った一湯です。

2008-12/31

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