単純硫黄温泉
（源泉名：植木温泉）
48.7度 / pH8.64 / 毎分110L / 動力揚湯 / H30.8.3
Na+ = 280.1 / K+ = 1.8 / Ca+ = 3.4
Cl- = 173 / Br- = 0.3 / HS- = 2.2 / SO4– = 14.3
HCO3- = 403.2 / CO3- = 36
H2SiO3 = 52.4 / HBO2 = 27.3 / CO2 = 22
成分総計 = 1016mg
熊本県熊本市北区植木町米塚178
096-274-7111
男女別内湯・露天風呂
700円
10:00 ～ 22:00（16～18時不可）
植木温泉のど真ん中には合志川が流れており、ここ旅館平山さんは、その川沿いに建つ素朴なお宿です。
この日の私は前日泊った湯の森ホテルにバイクを置かせて貰ったまま、徒歩で湯めぐりをしていました。
直前までは川を挟んだ西側で湯めぐりをしていたので、橋を渡ってこちらを目指していたのですが、お宿の前で手を振る人を発見。
どうやら、お宿の従業員の方が宿泊していたお客さんをお見送りされていたようです。
そのお客さんの車は、橋を渡る私の横を通り抜け、合志川の反対側を走り去っていったのですが、車が完全に見えなくなるまで、いつまでも熱心に手を振っているんですよね。
随分と丁寧な見送りだなぁと思って感心していたら、入浴の受付の際に「先ほど橋を渡られていた方ですよね？」「ようこそいらっしゃいました」と声を掛けられてしまいました。
どうやら私にも気付かれていたようです。
ただそれだけの話ではありますが、ちょっと幸せな気分になりました。
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さて、お風呂ですが、男女別で内湯と露天風呂があります。
内湯に入って最初に目についたのは、カランの一角でお湯が出しっぱなしになっています。
「誰だよ、使ったら止めろよ・・・」なんて思ってよく見ると、「止めないで下さい」と書かれているんですよね。
触ってみるとなかなかアチチな源泉で、香しい硫黄臭がします。
何ともモッタイナイ、その余っているお湯を我が家に引湯して欲しいものです・・・
肝心のお湯は、無色透明、微硫黄臭、肌触りツルツルして気持ちの良い、いかにもって感じがする植木温泉のお湯です。
内湯のお湯はほぼ適温、湯口からはザブザブと新湯が注がれていて、この広さの湯舟にしては鮮度が良い印象。
露天は岩風呂で、こちらは湯舟があるだけで洗い場などはありません。
目隠しがされているので眺望は良くありませんが、小ぢんまりとした庭園感が心地翌よく、これはこれで快適です。
お湯の鮮度も良く、露天も気持ちが良いですね！
この日は植木温泉で他にも色々と行きたかったので、あまり長湯はしませんでしたけど、ここであればいくらでもゆっくり出来ました。
浴後、脱衣所で分析表を見たのですが、その分析表に手書きで補足説明がビッシリと色々説明が書かれていて驚きました。
この拘りがあってこその、良いお湯なのでしょうね。
来る時は気付かなかったのですが、旅館の入口には手湯もあります。
そこでペットボトルでお湯を組んでいる人がいたのですが、自分も汲めばよかったと少し後悔。
植木温泉には立ち寄り出来るお宿が沢山あって目移りしてしまいますし、どれが良い悪いというのは言い難いですが、その中からひとつここを選んで後悔する事は無いでしょうね。
とても印象が良かった温泉です。
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2025年 5月14日 － 初訪問・日帰り入浴
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