ナトリウム・塩化物強塩泉
(源泉名:H-106号井)
24.5度 / pH7.8 / 1日あたり402トン / H27.3.5
Li+ = 0.6 / Na+ = 11320 / K+ = 334.3 / NH4+ = 249.9 / Mg+ = 350.8
Ca+ = 269.6 / Sr+ = 7.7 / Ba+ = 2.9 / Mn+ 0.1 / Fe+ = 3.1
Cl- = 18970 / Br- = 140.6 / I- = 116.5 / HCO3- = 807.7
H2SiO3 = 85 / HBO2 = 13.2 / 腐植質 = 3.9 / CO2 = 0.6
成分総計 = 32670mg
千葉県長生郡白子町中里4370-14
0475-33-3115
男女別内湯
大人 500円、子供(小学生以下) 250円
15:00 ~ 17:00
白子温泉は千葉県の太平洋側、九十九里浜に面する白子町にある温泉です。
今回この白子温泉には初めて来ました。
正直言って、この白子温泉、まったくのノーマークでした。
と言うのも、そもそも千葉ってあまり温泉に恵まれている所では無いんですよね。
勿論千葉にも温泉があります。でも、東京からどこか温泉に行こうと思ったら、草津や日光、那須など名湯の宝庫である北関東や、その先にある東北地方、西側に目を向ければ箱根伊豆方面や、甲信越など、どうしてもそちらに足が向いてしまいます。
なかなか「今週末温泉行きたいね、よしじゃあ千葉に行こう!」とはならないのです。
そんなわけで、そもそも千葉方面にアンテナが向いていなかった事もあり、白子温泉には来たことがありませんでした。
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でもこの白子温泉、初めて来て思ったのですが、なかなかどうして、湯めぐりし甲斐のある温泉地です。
立ち寄り出来るホテルや旅館が沢山あるんですよね~
今回は時間の都合もあって2箇所お邪魔する事にしました。
その一箇所目がこちら、浜紫さんです。
何故ここって、特にこれと言った決め手無いのですが、500円で安いというのが一番の理由です。
次に、日帰りの受け入れ時間が15時~17時で短かいのですが、今回たまたま入浴出来る時間が重なったので、折角ですのでお邪魔しようとなりました。
また白子温泉に来る事があるとしても、狙ってこの時間に来ようとすると結構大変ですからね。
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いまどき入浴料500円ですので、多分小さなお宿だろうと思っていたら、結構立派で驚きました。
私が湯めぐり始めた頃って、入浴料500円は特別安いわけでもなく、普通だったんですけどね~
最近は温泉に限らずですが、何もかもが高くなりましたよね。
ぶっちゃけた話、安い所って館内がそれなりな所が多いです。
清掃が行き届いていなかったり、そもそもボロっちかったり。
まぁ、私はそういう草臥れた風情も好きですけどね。
でもここは安いのに中はとても綺麗!
浴後に飲めるお水まで用意されていて、至れり尽くせりです。
脱衣所入ってすぐの所に冊子があり、何かと思って手に取ってもたら成分分析表でした。
普通は額に入れて壁に掛かっているものなので、冊子になっているのはちょっと珍しいです。
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肝心のお風呂ですが、もちろんですが男女別で、内湯のみです。
内湯にはひょうたんを半分に割ったような形状の湯舟がひとつありました。
なんか好きです、この感じ。
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僅かにオレンジ色をしたお湯で、透明度は高いので湯底は見えます。
かすかに白湯花あり。
お湯に浸かるとツルツルしますが、あがるとペタペタ、乾くとカピカピになります。
ずっしり重くてドッと汗を掻く、典型的な塩化物泉って感じの浴感です。
お湯からはアブラ臭にも似た薬品臭があります。消毒臭とはちょっと違うもので、恐らくこれがヨード臭って奴でしょうね。
かなり力強くて長湯しているとヘロヘロになりそうですけど、とても良いお湯です。
湯口からはドバドバとお湯が注がれていますが、恐らくこれは循環された後のものと思われます。
この湯口からのお湯、時折冷たくなるので、恐らくその冷たいタイミングが新湯なのではと推測。
冷たいタイミングで手に掬い少量だけ舐めてみたところ、かなり強い塩味と、塩味以外にはエグ味と言うか苦味のようなものを感じました。
湯使いについては不明ですけど、成分表にある成分総量よりは薄く感じたので、恐らく加水はされているものと思われます。
源泉温度が低いために加温は必須ですし、循環濾過されているので塩素消毒もあるのでしょう。
でも、少なくとも塩素臭は全く気にならず、とても気持ちの良いお湯です。
折角来た白子温泉ですので、この後も幾つか回る予定だったので、すぐに出るつもりでしたが、気持ちが良すぎて、予定よりも長湯してしまいました。
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白子温泉、今までノーマークだったのが少し恥ずかしくなってしまいました。
とんでもなく良いお湯じゃないですか!
しかも、かなり個性的なお湯で、全国的に見ても結構珍しい泉質ですよ、コレ!
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ふと浴室全体を見渡してみて、湯口のある上段ですけど、埋められてしまっていますが、これは元々湯舟だったのかな?
よく見ると昔はサウナ室だったのかな?って感じの小部屋(現在は立ち入り禁止)もあります。
露天風呂もあったようですが「防犯のため閉鎖致しました」と言う張り紙がありました。
昔はもっと多くの入浴客で賑わっていたのかも知れませんね。
浜紫さん、しっかり手入れされていて清潔でしたし、とても印象良かっただけに、少し心配になってしまいました。
余計なお世話だと思いますけど、陰ながら応援しています。
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とても素晴らしい温泉でした!
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2024年 2月14日 - 再訪・日帰り入浴
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