ナトリウム-塩化物泉
(荒瀬の湯) 50.8度 / ph7.8 / 自然湧出・足元自噴
陽イオン総計 = 445.9mg
陰イオン総計 = 737.1mg
非遊離成分 = 141.1mg
溶存ガス成分 = 11mg
秋田県鹿角市十和田大湯
男女別内湯
120円
6:00 – 21:00
十和田大湯に4箇所ある共同浴場のうちのひとつです。
ココだけは他の3箇所と少し離れており、大湯川を挟んだ所にあります。
共同浴場入り口目の前には大湯川が流れており、立地的な風情は申し分無いものがあります。
数台分ですが、ちゃんと駐車場まであり、車を停める所に困らないのも嬉しいですね。
さて、共同浴場に入る途中の事。浴場の表にあるベンチに腰掛けて涼んでいるオジサンが居たので、とりあえず挨拶。
中に入って券売機でチケットを買おうとしていた所、そのオジサンが入って来られ、心配そうに「大丈夫?チケット買い方分かる?」と、聞いてくるではありませんか。
全然問題なく購入した後だったのですが、何と親切な事か・・・
その後、「男湯はあっち、女湯はこっち」「熱いから、入れなかったら水で埋めてね」と、何だかお節介な程に教えてくれ、とても印象が良かったです。
そういえば、川原の湯のオジサンも親切に聞いて来てくれたんだよなぁ。共同湯の場所を聞きに観光協会へも行ったのですが、そこのオジサンもとても親切でした。
十和田大湯では「観光客に優しくしなさい」と言う特別条例でもあるのかと疑いたくなるほど。
いやぁ、皆さん素敵な方ばかりです。
お風呂は内湯のみで、脱衣所から数段降りた所に浴室があります。
何とも良い造りをしていますね。折角すぐ隣に川が流れているのに、浴室内からは全く見る事が出来ません。
まぁ、これは仕方が無いでしょう。
コンクリ製の湯船が一つあるだけのとてもシンプルな造りで、無色透明なお湯が張られています。
かなり熱いお湯で、48度近くあるのでは無いでしょうか。
歯を食いしばって入ってみたところ、何とか入れるのですが、熱さで体中がジンジンと痺れます。
ごく僅かに温泉臭がするとても新鮮なもので、暫くじっと我慢していると、湯船の底からポロローンと気泡が上がりました。
おや?と思い、地元の住人の方に聞くと、どうやら足元自噴だとの事。
おぉぉ~・・・そうなのか。
共同浴場で足元自噴なんて、あまり聞きませんね。
お湯が熱いのも何のその。頑張って長湯してしまいました。
余談ですが、お風呂の中でも地元のオジサン達に話しかけられました。
「こんばんは~」と挨拶して入ったのですが、その時の発音が綺麗だったそうで、一発で観光客だと分かったそうです。
周りの皆さんも親切で、「熱かったら水出そうか?」「良いお湯でしょ?」と、よってたかって私の事を構ってくれるんです。
うぅむ・・・十和田大湯の方々、何で皆さんそんな親切ですか???
足元自噴でとても熱く、新鮮なお湯が印象的だった荒瀬の湯共同浴場。
お湯だけでなく、地元の方々がとても暖かく、親切だったのも強い印象に残りました。
再訪必至の名湯です。いやぁ、ココは良かった~!(色んな意味で)
2006-5/4
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