含硫黄-ナトリウム・塩化物泉
(日景の湯) 41.2度 / ph6.2 / 170L(動力)
Na+ = 2339 / K+ = 328.4 / Mg++ = 129.4
Ca++ = 477.7 / Cl- = 4777 / Br- = 6.7 / HS- = 4.3
HCO3- = 597.1 / H2SiO3 = 104.8 / HBO = 48.4
CO2 = 368.2 / H2S = 30.5
成分総量 = 9261.7mg
秋田県大館市長走37
0186-51-2011
男女別内湯 ・ 混浴露天風呂
400円
8:00 – 21:00
前日宿泊した津軽湯ノ沢温泉のすぐ近く、車だと15分もあれば到着する距離にあります。
前々から行ってみたいと思っていた温泉で、遂に行って参りました。
国道7号線を外れ、舗装の悪い道を走ること少々、日景温泉はいかにも秘湯に相応しい、山の中にある一軒宿です。
所謂、メジャーな秘湯と言った感じの雰囲気で、私が訪れた際はチェックアウトで旅館から出てくるお客さんで賑わっていました。
ちなみに、この日景温泉は「日本秘湯を守る会」の会員宿でもあります。
どうも、この守る会、加入すると、宿が潤うのは良いのですが、賑わい過ぎてだんだん秘湯っぽく無くなってしまう旅館が多いような気がしますね。
繁盛しているのは良いけど、大型観光バスが横付けされているのには幻滅ですなぁ。
お風呂は男女別の内湯と、混浴の露天風呂があります。
まずは内湯ですが、湯船が二つあり、L字型をしています。
僅かに緑がかった白濁のお湯が張られており、温度は適温。硫黄臭と、粘土のようなアブラ臭が漂うもので、津軽湯ノ沢のなりやのお湯を少し薄めたような印象のものです。
なりや程強烈では無い為、入りやすい印象で、とても気持ちが良いです。
湯口のお湯を口に含んでみたところ、硫黄味と塩味がし、口の中がとても渋くなりました。
ハッキリ言ってマズイお湯なのですが、何だかとても効きそうです。
浴室内には朝の光が差し込んでおり、とても素敵な風情を醸し出していました。
混浴の露天風呂は、男湯と女湯の内湯の間にあります。
こちらは岩風呂になっており、湯船がひとつあるだけのとてもシンプルなもの。
同じく白濁のお湯が張られていたのですが、温度はかなり温く、ゴールデンウィークとは言え、まだまだ肌寒さを感じるものです。
鮮度も良いとは言えず、ちょこっとだけ入ってすぐに内湯へ引き返してしまいました。
長時間かけてゆっくりと入る分には良いかも知れませんね。
期待を裏切らない名湯で、やっと入る事が出来た嬉しさと共に、昨年すぐ近くまで来ておきながら入らずに通過してしまった事を少し後悔しました。
お湯、宿の雰囲気、どちらをとってもとても素晴らしい所です。
ここは一度宿泊してみたいなぁ。
2006.5.4 - 初訪問時のレポート
2007年11月11日-再訪
前回入らずに帰ってきてしまった、湯治部側のお風呂に入ってきました。
なんと、共同浴場のような鄙びっぷりです。しかも、みんな旅館部側を利用しているようで、他に誰もいません。日中だと言うのにとても暗い!まるで日陰温泉かって感じ。
で、お湯はと言うと・・・温い!40度を下回っています。日景のお湯って、こんなに温かったかな?少なくとも熱かった印象は無いですけど。
でも、湯口からは濃いお湯がドボドボと注がれています。こちらのお湯も適温程度で、温い。
口に含んで見ると、実に不味い。これも以前の記憶通り。
季節のせいで、お湯の温度が温くなっているのかな?
しかし、この温さが手伝って、いつまでも長湯したくなってしまう程に気持ちが良いです。
余りの素晴らしさに、外で友人が入らずに待っているのを承知のうえで、30分くらい、お湯に浸かったまま、時間を過ごしてしまいました。
今度この一帯に来る際は、ここに絶対泊まると決めました。
この自炊部の温いお湯を、時間気にせず、心行くまで堪能したいものです・・・
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